君のいない世界に、あの日の流星が降る

作品あらすじ

最愛の恋人・星弥を亡くし、死んだように生きる月穂。誰にも心配をかけないように悲しみをひとり抱えていた。テレビでは星弥の命日7月7日に流星群が降るというニュース。星弥はこの流星群を楽しみにしていた。命日が近づく中、夢の中に彼が現れる。夢の中で、月穂は自分の後悔を晴らすように、星弥との思い出をやり直していく。しかし、なぜか過去の出来事が少しずつ夢の中で変化していき…。「流星群は奇跡を運んでくれる」星弥が死ぬ運命を変えられるかもしれない、そう思った月穂は、夢の中で星弥を救おうとするが――。ラスト、予想外の奇跡に、涙が止まらない。流星がふたりを繋ぐ感動の物語。

作者コメント

いぬじゅんです。このたびノベマにて「君のいない世界に、あの日の流星が降る」を連載させていただくことになりました。何十年に一度しか見ることのできない大流星群が自分の住む町でしか見られないとしたら、皆さんはなにを願いますか?切なくて希望のある物語を、デビュー8周年の記念作品として書かせていただきました。

~PROFILE~
いぬじゅん

奈良県出身、静岡県浜松市在住。2014年『いつか、眠りにつく日』で第8回日本ケータイ小説大賞を受賞し書籍化。2019年フジテレビFOD、地上波にて連続ドラマ化。2021年一迅社からコミカライズ、上巻が絶賛発売中(REXコミックス)。『今夜、きみの声が聴こえる』『奈良まちはじまり朝ごはん』『ログインØ』『君を忘れたそのあとに。』『今夜、きみの声が聴こえる~あの夏を忘れない~』などを刊行(すべてスターツ出版)。最新作に『いつかの冬、終わらない君へ』(ポプラ社)がある。

書籍情報

2022年3月28日発売

スターツ出版文庫から書籍化!!

『君のいない世界に、あの日の流星が降る』

いぬじゅん/著

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