拝啓、やがて星になる君へ
作品あらすじ
星化症という奇病で家族を亡くした勇輝は人生に絶望し、高校では他人との交流を避けることを決めていた。しかし天真爛漫なクラスメイト・夏美との出会いで日常は一変。夏美からの説得で文芸部を創ることに。大切な人を作ることは、それを失った時の絶望を知る勇輝にとって怖さを抱えながらの決断だったが、夏美と過ごす日々は意外にも心地良かった。そんな時、夏美に星化症の症状が現れてしまう。「それでも僕は君が生きる未来のために」と絶望を退ける勇気が芽生え、ある決意をする。ラストに涙する、青春恋愛物語。
作者コメント
青海野灰と申します。一月にスターツ出版文庫さんで刊行予定の『拝啓、やがて星になる君へ』の試し読み連載をしていただくことになりました。
なんと一冊の半分近くが公開されますが、クライマックスだったり物語の重要な秘密や仕掛けは掲載されませんので、気になった方は書籍を手に取っていただけるととても嬉しいです。
~PROFILE~
青海野 灰(あおみの はい)
新潟県出身、千葉県在住。第25回電撃小説大賞、選考委員奨励賞を受賞した『逢う日、花咲く。』でデビュー。他にも『明けない夜のフラグメンツ あの日言えなかったさよならを、君に』などがある。メディアワークス文庫創刊15周年を記念した豪華作家陣によるアンソロジー『君に贈る15ページ』(すべてKADOKAWA)にも作品を収録。