身体の丈夫さだけが取り柄な男子高校生の星夜。 彼は同級生の真昼という男子が病弱なことをいいことに嫌がらせをしている。 けれども、夏休み、罰が当たったのかとうとう虫垂炎になり入院することに。 そんな中出逢ったのが同じ病室で長い間入院している美少年、朝だった。 「男のくせに病気なんて」 そう思っていた星夜も朝との出逢いや自分が病気になったことをきっかけに考えを改めていく。 話す内に段々と打ち解けていく二人に加え、星夜の中で芽生えていく友情とは違う感情。 しかし、朝の病室で他愛もない会話をしていたとき、“朝のお見舞いに来た"という聞き覚えのある声が星夜を凍らせた──。 ──絶対に忘れない、あの夏休みの生活。 そして、忘れもしないあの甘い香り。

　文通相手の正体が好きな人だと知らず、恋愛相談を装って文通を続ける彼らは、次第に文通相手の内面に惹かれていく。その結果、文通相手と好きな人＝同一人物との間で恋心を揺らすことに!? 　しかし、両片想いな二人には、それぞれ自分の正体を明かしてまで文通相手に会いたくない理由があって──。 　「君が嫌いなところも全部まとめて愛させて」 　スクールカースト上位のクールイケメン×カースト最下層の無愛想な根暗。 　君の外側に一目惚れし、今度は君の内面に恋をした。 　お互いが同一人物の間で恋心を揺らす、疑似四角関係BL。

墓石の前で、もう二度と会うはずのなかった親友と久しぶりに再会した。