藍桜秀華さんの作品一覧

VOICE -私の声をきいて-

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過去の記憶とは厄介なものでいいことよりも悪いこと、嫌なことの方が鮮明に、そしていつまでも残り続けます。 人は涙の数だけ強くなれる。そんな言葉もありますが、それはきっと支えあってこそ。 涙をぬぐって前に進む決意ができる、本来はそれだけでとてもえらいことで、窓ガラス越しに夕日をつかむような途方もない挑戦です。 本作の主人公の日花里も、決して世間一般で言われるような強い子ではなくて、何度も挫折しながらそのたびに周りに助けられて前を向いていきます。 この作品が、日花里たちの存在がすこしでも悩める読者の皆様を支える場所の一つになれば、有機や活力を見せてくれるものになれば幸いです。
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