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情熱 | 対象 タイトル, キーワード, 作家名

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七体の龍が守護する国・七龍国(しちりゅうこく)。 その内の一体である青龍の伴侶に選ばれた和華(わか)の身代わりとして、青龍の元に嫁ぐことになった海音(みおん)だったが、輿入れの道中に嫁入り道具を持ち逃げされた挙句、青龍が住まう山中に置き去りにされてしまう。 日が暮れても輿入れ先に到着しない海音は、とうとう山に住まう獣たちの餌食になることを覚悟する。しかしそんな海音を心配して迎えに来てくれたのは、和華を伴侶に望んだ青龍にして、巷では「人嫌いな冷涼者」として有名な蛍流(ほたる)であった。 冷酷無慈悲の噂まである蛍流だったが、怪我を負っていた海音を心配すると、自ら背負って輿入れ先まで運んでくれる。 身代わりがバレないまま話は進んでいき、身代わりの花嫁として役目を達成するという時、喉元に突き付けられたのは海音と和華の入れ替わりを見破った蛍流の刃であった。 「和華ではないな。お前、何者だ?」 疑いの眼差しを向ける蛍流。そんな蛍流に海音は正直に身の内を打ち明けるのだった。 「信じてもらえないかもしれませんが、私は今から三日前、こことは違う世界――『日本』からやって来ました……」 現代日本から転移したという海音を信じる蛍流の誘いでしばらく身を寄せることになるが、生活を共にする中で知るのは、蛍流と先代青龍との師弟関係、蛍流と兄弟同然に育った兄の存在。 そして、蛍流自身の誰にも打ち明けられない秘められた過去と噂の真相。 その過去を知った海音は決意する。 たとえ伴侶になれなくても、蛍流の心を救いたいと。 その結果、この身がどうなったとしても――。 ┈┈┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁┈┈┈┈┈┈┈┈ 第一部完結しました。最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。 第二部開始まで今しばらくお待ちください。 ┈┈┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁┈┈┈┈┈┈┈┈ ※アルファポリス、魔法のiらんどなどにも掲載中
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なぜ、これほどまでに、のめり込むのか

総文字数/6,709

ヒューマンドラマ1ページ

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我卦 利行(がけ としゆき)27歳。新卒で上場企業に就職したが、ワークシェアリングの波に飲み込まれ、将来に不安を抱えていた…… そして、虚ろな目で通勤電車を途中下車すると、街を彷徨い始める。そこで見たものは……
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嫌がらせが人の形をして息をしている。何か問題でも?

総文字数/8,385

ヒューマンドラマ3ページ

第63回キャラクター短編小説コンテスト「青春ボーイズライフ」エントリー中
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 お前は、生きているだけで「嫌がらせ」になるんだ。  面白くて、笑いが止まらないな。  * * *  ヘンリーの「父親」であるミルズ侯爵は、大変邪悪な人間である。  ミルズ侯爵は、政略で結ばれた妻に興味を示さず、とある貴族夫人との関係にのめりこんだ。愛情のない生活に長年耐えていた侯爵夫人は、結婚から十年過ぎた頃、破れかぶれとなり自分もまた「火遊び」をする。  その時期に生まれたのが、ヘンリーだった。  夫人は出産に命を使い果たし、息子の生まれに関して自らの言葉で語る前に死んだ。  社交界のゴシップ好きから、侯爵家の使用人や出入りの業者に至るまで、誰もがヘンリーの父はミルズ侯爵ではないと知っていた。  しかし、ミルズ侯爵はヘンリーを嫡子として認めた。  正妻が産んだ最初で最後の子であるからして、侯爵家の跡継ぎとして遇するのは当然であると、内外に示したのだ。  結婚以来、死ぬまで妻を顧みることもなかった男が、ついに情を示したのか?  そうではなかった。  ミルズ侯爵は、自分の弟や甥のことが大嫌いだったのだ。彼らに対しての嫌がらせとして、ヘンリーが生きることを認めたのだった。ヘンリーはそう信じていた。 *他サイトにも公開しています。
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