プロフィール

苑水真茅
【会員番号】18562
苑水真茅(そのみ・まち)です

童話から恋語りまで
お気に召す話がありますように

作品一覧

あの日のきみを今も憶えている
  • 書籍化作品
[原題]ねえ、彼に伝えて

総文字数/138,464

青春・恋愛202ページ

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ねえ、彼に伝えて…… あたしが生きてたことを覚えていて あたしの気持ちを覚えていて あたしを想ってくれてたことを覚えていて あたしがあなたを愛していたことを どうか忘れないでいて *•.。.•* その心からの告白を 彼に伝えるのが どうして私なんだろう…… * * * 霊が見えるようになった少女 × 彼女を一途に愛する彼氏 × 死んでしまった、彼女 これはひと夏の、暑くて悲しい幻――? いや、幻になんて、させるものか * * * レビューお礼 砂川雨路さま・黒原紫音さま namataさま・日生春歌さま うまのさま・かなさま 藤宮 彩恋さま・秋野桜さま はづきこおりさま・いいよさま 律歌さま・蒼山 蛍さま 涼花.さま *** 読んで下さったすべての方に、感謝を 書籍化に伴い、タイトルがかわりました

公開リスト一覧

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レビュー一覧

戦う青春
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狭い世界で構築されたヒエラルキーというのは学校だけのものではなく、様々な形で存在する。自分の意思でなく嵌め込まれるそれに、その問題に、誰もが必ず突き当たり、悩んだと思います。 私もそうで、抜け出したくて解放されたくて、でもそのやり方がいまいちわからないまま、大人になりました。覚えたことは、それなりに上手く泳いでいく、泳ぎ方だけ。 しっかりと前を向き、声を上げようとする彼らの姿が眩しい。夏の日差しのように力強く輝いていて、ああ、かっこいいなあと思いました。自分の弱さや傷と向き合い、狭い世界を壊してでも戦おうとする姿に痺れました。 そして、彼らの焦燥や苛立ち、弱さと強さをとても丁寧に書き上げた作者さまに脱帽です。 とても素敵な作品をありがとうございました。最強の戦う青春です。

狭い世界で構築されたヒエラルキーというのは学校だけのものではなく、様々な形で存在する。自分の意思でなく嵌め込まれるそれに、その問題に、誰もが必ず突き当たり、悩んだと思います。
私もそうで、抜け出したくて解放されたくて、でもそのやり方がいまいちわからないまま、大人になりました。覚えたことは、それなりに上手く泳いでいく、泳ぎ方だけ。

しっかりと前を向き、声を上げようとする彼らの姿が眩しい。夏の日差しのように力強く輝いていて、ああ、かっこいいなあと思いました。自分の弱さや傷と向き合い、狭い世界を壊してでも戦おうとする姿に痺れました。
そして、彼らの焦燥や苛立ち、弱さと強さをとても丁寧に書き上げた作者さまに脱帽です。
とても素敵な作品をありがとうございました。最強の戦う青春です。

2015/11/09 17:51
青春・恋愛 151ページ ・総文字数134,951
本棚に並ぶべき作品
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誰にスポットをあてても、生々しいリアルな人間の葛藤や恋模様があり、それを見事に書き上げる作者さまの筆力にただただ感服しました。 読者は登場人物全てに、どこかしら親近感を覚え、世界にどっぷり浸かることでしょう。そして、紡がれた世界の終幕には、感動を共にする。 名作、良作は数多くありますが、私はその中でも『読み返したい』と思う作品が特に良いと思います。心の本棚にきちんと収まって、ふとした折に背表紙に触れてしまう。ページを捲ってしまう。本作はまさにそれでしょう。 素晴らしい作品に出会えたことに、感謝します。ありがとうございました。

誰にスポットをあてても、生々しいリアルな人間の葛藤や恋模様があり、それを見事に書き上げる作者さまの筆力にただただ感服しました。

読者は登場人物全てに、どこかしら親近感を覚え、世界にどっぷり浸かることでしょう。そして、紡がれた世界の終幕には、感動を共にする。

名作、良作は数多くありますが、私はその中でも『読み返したい』と思う作品が特に良いと思います。心の本棚にきちんと収まって、ふとした折に背表紙に触れてしまう。ページを捲ってしまう。本作はまさにそれでしょう。

素晴らしい作品に出会えたことに、感謝します。ありがとうございました。

2013/03/28 11:02
青春・恋愛 221ページ ・総文字数108,717
うーん
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感情を揺さぶられました 。こんなに世界に没頭したのは久しぶりです。 他愛ない毎日は、本当は大切な人とのかけがえのない日々。 つい忘れてしまうことですが、本作品のお陰で再確認できました。 構成、文体、心理描写がすごく丁寧で、読みごたえのある素晴らしい作品です。 是非とも一読してください。 心の琴線に触れると思います。

感情を揺さぶられました
。こんなに世界に没頭したのは久しぶりです。

他愛ない毎日は、本当は大切な人とのかけがえのない日々。
つい忘れてしまうことですが、本作品のお陰で再確認できました。

構成、文体、心理描写がすごく丁寧で、読みごたえのある素晴らしい作品です。
是非とも一読してください。
心の琴線に触れると思います。

2011/09/08 18:29
青春・恋愛 209ページ ・総文字数106,002
ネタバレ
繰り返す日なんてない
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毎日はどこか似通っている。
平和に生活するというのは、同じことの積み重ねのようなものだから。
その積み重ねに多少の変化と、怒りや喜びなんかの感情のスパイスを足して、日々に彩りをつけながら、私たちは生きている。

っていう風に思ってますか?
日常を大した変化のないつまんないものだと思ってないですか?
だから『惰性』で過ごしたりしてないですか!?

と頭にごつんとゲンコツをもらったような衝撃を受けました。


思ってたりしてました、多少なりとも。


同じだと思っている一日でも、気持ち一つ、行動一つで大きく変化する。
努力次第で、向き合い方次第で、最低が最高にも繋がるんだ。

すごく教えられた作品でした。
読後はラストを照らした青空を共に眺められたような愛おしさを感じました。

いい作品を読ませて頂いてありがとうございました。

2010/08/09 16:47
青春・恋愛 203ページ ・総文字数84,819
ネタバレ
読めてよかった
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夏に読めてよかったと思えました。
幼なじみ3人の仲睦まじい様子や、思い出、秘めた恋心が丁寧にかかれていて、引き込まれました。
田舎町の風景も素敵でした。
読後は夕立がすぎたような少し寂しいようなすっきりしたような感覚があって。

よい作品を読めて本当によかった。
ありがとうございました。

2008/08/05 23:48
青春・恋愛 350ページ ・総文字数92,019

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