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【短編】氷闇の令嬢と麗しの刺客

総文字数/8,128

異世界ファンタジー1ページ

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「逝かせる時はね、躊躇ってはダメよ」
【9/10コミカライズ】ナナイロ雷術師の英雄譚―すべてを失った俺、雷魔術を極めて最強へと至るー
  • 書籍化作品
  • コミック掲載中
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 産声が聞こえた。  不思議なことに、その声は自分自身の意識にも強く残っている。  喜んでいるのは両親だろうか?  未発達の視界ではボヤけてよく見えないけど、とても嬉しそうに笑っているのは伝わる。 「見たか今の!」 「ええ、間違いないわ」 「赤ん坊でこれ程の魔力を持って生まれるとは! この子は間違いなく神童になる。いや、もしかすると我が一族から百年ぶりに『|聖域者《パラディン》』となれる逸材だ!」  赤ん坊の名前はリンテンス。  由緒正しき魔術師の名門、エメロード家の次男として爆誕。   その五年後。  両親の期待に応えるように成長し、神童と呼ばれるようになった。 「リンテンス! 次は炎の魔術だ!」 「はい!」  心臓と同じ高さ、場所は逆。  右胸を起点にして、生成された魔力を循環させる。  循環させた魔力は、術式を介すことで様々な効果を発揮する。  例えばこんな風に―― 「炎の檻よ」  燃え盛る炎を生成し、縦横を重ねた檻を形作る。  攻撃と拘束、二つの意味を持つ魔術。 「どうですか? 父上」  タラっと汗を流す父上。  ニコリと笑い、俺に言う。 「完璧だ、リンテンス」 「ありがとうございます!」  五歳になった俺は、父の指導のもと魔術の訓練に勤しんでいた。  初めて魔術を使ったのは三歳の頃。  文字の読み書きや一般教養を習うついでに魔術の基礎を学び、こっそり独学で実践訓練をしていたら、父上にバレてしまった。  怒られたとかはなくて、むしろものすごく褒められた。  三歳で魔術が使えた者など、歴史に名を遺す偉大な魔術師たちでも僅かしかいない。  この頃からだったと思う。  俺、リンテンス・エメロードが神童と呼ばれるようになったのは。  さらに月日は流れ――
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魔王を倒すために仲間と共に旅立った勇者ソキウス。 しかし、旅の途中で賢者と戦士に裏切られ、崖から突き落とされる。 これで死んだと思われていたが、奇跡的にとある他国の貴族ファミリーに救われたソキウスは、名前を変えて勇者であることを捨てて心機一転に第二の人生を満喫しようと試みる。 そこに聖女だった妹も加わり、自分達を救ってくれた貴族一家の家族になり、色々な出来事を経験していく。 一方で、聖女だったソキウスの妹が失踪した事で反女神を象徴する『邪神』の唯一の眷族だと知られた賢者は徐々に居場所を失うも、持ち前の邪神の力で何とかしようとするが、新たに女神から選ばれ、自分の前世を知る次の代の勇者と聖女に追い詰められていく……。 *『いいね』を付けていただくと、モチベーションが上がります。
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これは、後に勇者カズンと呼ばれる前世不遇のモブ眼鏡が、異世界転生して勇者に覚醒する前の、穏やかだった少年時代の物語。 ◇◇◇ 原典、ムーンライトノベルズ版「王弟カズンの冒険前夜」(BL)のファンタジー改稿版。 ムーンライトノベルズ日間2位、週間4位 レジーナブックスから書籍化した女性向けファンタジー作品「聖女投稿」のお助けキャラ、飯テロお兄さんカズン君の学生時代のお話です。 ※「読みたいけどBL苦手で無理ですー!」とすべての投稿サイトの読者様に言われてしまったお声にお応えして、BL要素を思いっきり隠蔽したつもり。 ※実際は「あ、意外とBLでも読めた」と言われたいわく付きのお話です笑
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冒険者パーティーを追放された、字の読めない冒険者フリーク。 人生をやり直すために、趣味として迷宮の絵を描き始めるが。 その絵から、フリークの成り上がり人生が開花する‼︎
【短編】ここに眠る僕達は。

総文字数/2,876

異世界ファンタジー1ページ

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ノベマ!編集部ピックアップ【今読みたい作品】に掲載されました。ありがとうございます✨(2025年5月)
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ある乙女ゲームにハマっていたアタシはある日、突然、真上から鉄骨が落ちてきて死んでしまった。 けれどそこでアタシという存在は終わらず、乙女ゲーの世界で【ウィナフレッド・ディカーニカ】として生まれ変わる。 アタシはこの異世界で一つの目的をつかみ取った。 それは乙女ゲーの悪役令嬢であるフィロメニアをバッドエンドから救うことだ。 初めて会ったときには色々あって公爵令嬢の彼女にボディーブローを入れてしまったけれど! そして十年後、アタシはフィロメニアの御付きメイドになっていた。 けれど【霊獣召喚】の儀式になぜかアタシが巻き込まれて――!? 御付きメイド兼、霊獣になったウィナフレッドは、果たして悪役令嬢をバッドエンドから救えるのか。 ウィナに宿った神霊【セファー】と、霊獣の力を携え困難を(物理的に)打破していく異世界ファンタジー異能力メイドの活躍をお楽しみください! ※基本は一人称視点、その他の人物からは三人称視点でお送りします。
憧れの異世界で、なぜか乙女ゲームの攻略対象者になった話

総文字数/4,857

異世界ファンタジー1ページ

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どうせ死ぬなら異世界転生してみたい! 確かにそんな思いは持っていた。 でも、俺の思ってた異世界となんか違うんですけど! 平凡で冴えない俺が、乙女ゲームの攻略対象? ヒロインに愛されるようにしなきゃ、世界を救えない? しかも、ヒロインの目は肥えているらしい……。 これ、俗に言う無理ゲーなのでは? 憧れの異世界に来たけど、なんかもう既に帰りたい。 ※1話だけ大賞エントリー作品です。 ※完結設定にしてしまいましたが、まったく完結してません。むしろプロローグくらいです。
異世界エイナール・ストーリー

総文字数/124,071

異世界ファンタジー45ページ

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異世界エイナール・ストーリー
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全ての人が魔法を使え、魔法が当たり前の世界。 魔法が得意なエリートは支配階級へと、逆に魔法が得意ではない平民は平民のまま。 いつしか貴族と平民の間には埋められない魔法格差があった。 平民でありながら、天性の魔法の才能を持つヒュースは山奥で師匠ことムーン・リラクディア・リリアと言う魔女と二人で暮らしていた。 しかし、15歳になって間もないある日、師匠から告げられた命令。 「大賢者になれ!!」 大賢者とは最強の魔術師の称号。 並びに国家魔法局のトップでもあり、絶大な権力を握る魔術師だ。 そう言い渡すリリアには贅沢をしたい、とは別に思惑があった。 そして、ヒュースは大賢者を目指す為に、国一の名門校と言われる国立エトワール魔術学院に入学することになる。 「少しくらいは、楽しめそうだ」 周りは魔法のエリートである貴族だらけの名門校に入学したヒュースは、前代未聞の平民出身の大賢者になるべくその天性の才能を発揮していく。
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両親を早くに亡くし、頼りにしていた祖母も亡くなり、弟二人と「ぜいたくは敵だ」という祖母の教えの元、つつましやかに暮らしていた千奈は、ある日突然異世界に召喚された。 『国王が異世界人と結婚すれば国が繫栄する』 そんな言い伝えの為に召喚され、無理矢理に国王と婚約させられたが、国王にはなんと恋人が。 千奈をないがしろにし、恋人に国庫から貢ぎ続ける国王に毎日のように苦言を呈する千奈を疎ましく思った国王は、彼女を「お前のような鬼嫁はいらん!! 出ていけ!!」と、己の義兄である魔王との強制結婚をさせ、魔界へと追放した。 が──? 夫となった魔王ゼノンは悪い人ではなさそうだし、魔界の住人達も人間よりはるかに心優しい者たちばかり!! 「あーもう、人間滅びろ」 「悪魔か……」 「悪魔? いいえ、鬼嫁です」 果たして鬼嫁と呼ばれた千奈は再び元の世界に戻ることができるのか? そして人間界を無事(?)滅ぼすことができるのか? ゆったりと心を通わせる魔王と鬼嫁の魔界スローライフラブストーリー!!
異世界で再会した幼馴染は悪役令嬢でした

総文字数/32,599

異世界ファンタジー1ページ

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 鐘が鳴り、断罪が始まる。机上の罪状、用意された涙、拍手。演劇のように滑らかな段取りの中心で、私は立ち上がった。 「彼女は悪役ではありません。幼い日の恩人です」  幼馴染は悪役令嬢になっていた。悪く見せる化粧、意地悪に見える台詞。どれも“役”であり、貴族社会のガス抜きのための装置。  ならば筋書きを壊す。彼女と偽装婚約し、証拠を集め、賄賂の記録を晒す。舞踏会で流れる音楽のタイミングに合わせ、嘘をひっくり返す。  彼女の指は冷たかった。けれど、踊るうちに温度が戻る。私たちは踊りながら、物語も書き換える。  ざまぁは派手な断罪だけじゃない。彼女が笑う日常を取り戻すこと。朝の庭でパンを半分こすること。幼馴染ロマンスは、過去の半分と未来の半分を、もう一度分け合う話だ。
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 殴らない回復術師は役立たず——そんな言葉で追放された。剣も派手な魔法もない。私に残ったのは、薬草の知識と土の匂いだけ。  辺境の荒れ地に小さな畑を拓き、ミントとセージ、アザミを植える。風が変わる。最初の客は、迷子の旅人。切り傷に塗った軟膏がよく効いたらしい。二人目は、眠れぬ商人。カモミールの茶で眠り、笑って帰った。  噂は“効能”を連れてくる。いつしか畑の脇に石が積まれ、祈りの言葉が刻まれた。私は神官ではない。でも、生活には“回復”が要る。だから私は、寝床を増やし、簡易診療を整え、旅人に仕事を分けた。  畑は市場になり、通りは巡礼路へ。商人は香草を仕入れ、吟遊詩人は“土の聖歌”を歌う。神殿が手を伸ばしてきたとき、私は笑って断った。「ここは畑です。神殿ではなく、台所と寝床の延長です」  やがて勇者たちも訪れる。彼らの目に映る私は、戦わない、でも世界を“軽くする”術師。ざまぁは叫んで得るものでなく、静かに機能するものでいい。畑は今日も、誰かの心拍をゆっくりにする。
辺境食堂のスキル錬成記

総文字数/141,301

異世界ファンタジー2ページ

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辺境のギルドは、依頼よりも赤字が多かった。剣は鈍り、心は渇く。私が受け継いだのは、錆びた釜と欠けた器、そして“食べさせたい”という執念だけ。 まずは市場を歩く。安くて丈夫な豆、栄養のある内臓、香りの強い香草。火は弱くても、工夫は熱い。煮込む間に聞くのは、冒険者たちの失敗談と成功への渇き。 食堂の奥は小さな“錬成所”だ。ドロップ品の素材は洗い、乾かし、刻んで、料理と装備に分けて仕込む。スキルの連携も、台所で設計する。朝は炭水化物で素早さ、夜はたんぱく質で回復力。 一皿は作戦になる。大鍋のシチューは“同じ釜の飯”でチームをまとめ、香ばしい焼き物は士気を押し上げる。失敗続きの若者も、温かいスープ一杯で目の色が変わる。 今日も扉が鳴る。新しい依頼、新しい空腹、新しい仲間。私たちはつくり、食べ、強くなる。派手な魔法はないけれど、湯気の向こうにある“続ける力”こそ、世界を救う調味料だ。
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 勇者パーティに必要なのは、派手な一撃。だから私は追放された。〈修繕〉なんて最弱——そう言われ続けた。  辿り着いた辺境で、最初に頼まれたのは壺。次は扉。帆布。水車。魔法の火花も爆音もない。ただ、軋みが消え、漏れが止まり、水がまた回る。  直るたびに、人は笑う。笑うたびに、暮らしは前へ滑る。村のパン屋は釜のひびを塞ぎ、漁師は網の結びを学び、子どもは椅子を磨いた。私は報酬にパンを二つ、雨の日は屋根の下を借りる。  やがて村は“直せる前提”で回り出す。壊れても終わりじゃない、直せばいい。荷車は遠くへ、水車は粉を挽き、家の灯りは夜を柔らかくする。  戦い? 来るなら来ればいい。壊れた城門は直せるし、折れた槍は繋げる。直した暮らしの総量は、きっと剣をも凌ぐ。  これは、最弱スキルが世界を少しずつ良くする物語。ざまぁは爆発ではなく、静かな継続で響く。
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 火刑台の上で、私は確かに息絶えた――はずだった。  目を開けた先は、漆黒の王座。跪くのは、この世界を支配する魔王。 「ようやく、戻ってきてくれたな」  断罪の日に奪われた命と記憶。蘇った私は、なぜか魔王の婚約者として崇められていた。  敵国の悪役令嬢だったはずの私を、彼は“最愛”と呼ぶ。  ――処刑の真相と、二人を繋ぐ禁忌の過去が、いま暴かれる。
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 婚約破棄された――だが、それもすべて計算のうちだ。  王都を追われ、辺境の寒村へと流れ着いた元参謀ライル。  そこで彼は、畑を耕し、パンを焼き、村人とともに笑いながら、静かな日々を送っていた。  ……表向きは、ただの“スローライフ”に見える。  だが裏では、王国の貴族間抗争を意図的に崩壊させ、商会と辺境領を結ぶ独自の補給路を構築。  魔物討伐の報奨金、物流、雇用――すべてを掌握し、気づけば「辺境連合」の実質的支配者となっていた。  婚約破棄を宣言した悪役令嬢アメリアは、そんな彼の真意を知らず、  王都で「すべてを失った女」として嘲笑されていた。  だが、彼女が追放されたその日から、ライルの“盤上”は動き始めていた。  「悪役令嬢を救うも滅ぼすも、俺の采配ひとつ――」  静かに、そして確実に、黒幕軍師の手が王国全土を覆っていく。  スローライフと知略の両立を描く、裏工作系ファンタジー開幕。
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