2025年7月28日発売
死ぬ前に、もう一度会いたい人はいますか?
天国までの記憶列車
[原題]記憶列車〜忘れられない記憶の旅〜
イラストレーター:ふすい
- あらすじ
- 終灯列車に乗車した死者には、過去へ戻る〝追憶行〟の権利が与えられる。制限時間は〝十二時間〟。ただし、過去でどんな行動を起こしても、死の運命は覆らない。ゆえに死に関することを、過去の生者に伝えるのは厳禁である。なお〝追憶行〟で修正された出来事は、すべて上書きされる。本来存在していたはずの過去は失われるので、要注意。たった一度の奇蹟が紡ぐ、記憶の旅。そんな旅に出る男女4人のそれぞれの記憶の物語。この〝追憶行〟でなにを織りなすかは、過去を選択したあなた次第――。
- 著者コメント
- こんにちは、琴織ゆきです。このたび、書き下ろし単行本を出版させていただくことになりました。今作は、さまざまな理由で命を終えた者たちが、死後〝十二時間〟だけ過去へ戻り、ほんのひとときをやり直す物語となっております。限られた時間のなかで交差する想いと、奇蹟を重ねて紡がれる物語を、どうか最後まであたたかく見届けていただけたら幸いです。
「好き」の気持ちはいつの時代も変わらない――
超新釈 エモい百人一首 31文字のラブレター
イラストレーター:中村至宏
- あらすじ
- 噴き出す炭酸の泡のように、会ったこともないはずのあなたへの想いがいつの間にか私の中であふれだしていたみたい――。百人一首の恋にまつわる歌43首を抜粋し、現代風に超新釈!31文字にこめられた切ない恋心に時代を超えて共感。
- 著者コメント
- 望月くらげ
望月くらげです。このたび、百人一首から恋にまつわる歌を抜粋し、新釈、そして新釈をもとに超短編を書かせていただきました。難しそうに思える百人一首が、新釈によって身近なものになったのではないかと思います。恋に悩み、ときめき、そして涙する気持ちは今もあの頃も同じです。31文字に込められた想いに、共感していただけると嬉しいです。
六畳のえる
皆さん、こんにちは。暑さと仕事で瀕死の六畳のえるです。この度、望月くらげさんとの共作として、『31文字のラブレター』と題した作品を刊行頂けることになりました。百人一首のうち、恋の歌である43首をピックアップし、超訳&青春掌編を書いています。800年の時を経た、古典と現代アオハルの交差点、ぜひお楽しみください。変わらない「恋」に想いを馳せながら読んでくれたら嬉しいですね。ラストは短歌調に5・7・5・7・7でまとめてみました。