被虐の巫女のやりなおし ~幼女に戻って龍神様に愛される~

あやかし・和風ファンタジー

柳なつき/著
被虐の巫女のやりなおし ~幼女に戻って龍神様に愛される~
作品番号
1658161
最終更新
2022/07/31
総文字数
22,319
ページ数
11ページ
ステータス
完結
いいね数
22
ランクイン履歴

総合8位(2022/02/05)

あやかし・和風ファンタジー14位(2022/10/08)

ランクイン履歴

総合8位(2022/02/05)

あやかし・和風ファンタジー14位(2022/10/08)

「愛しい巫女姫よ。龍神の寵愛をもってして、人間として、やりなおそう」

 とある龍神信仰の村。
 幼いころから神社に監禁され、悲惨な目に遭いながらただ生かされてきた巫女、ひな。
 人間らしい経験をなにひとつさせてもらえなかった。

 挙句の果てにひなは、三十歳になる誕生日に、巫女としてもう用済みだからと、もはや龍神をまともには信じていない村人たちに殺された。

 ひなの命はそこで終わるはずだった。
 だが、そうはならなかった。

 若き龍神の陽が、生涯を龍神への信仰に捧げたひなを迎えに来て、自身の嫁として娶る。
 村人たちに虐げられ続けてきたひなの生涯を知る陽は、超越的な龍神の力でひなを幼女のころの姿に戻し、ひなの経験できなかった人間らしさを、ひとつひとつ、心からの愛しさとともに与えてくれるという。

「甘えればいい。ひなは、俺の可愛い可愛い、小さなお嫁さまだから」

 ひなは村で虐げられていた生涯のつらさに苦しめられながらも、陽のそばで人間らしさをゆっくりと取り戻し、本来のひなという人間として再出発していく。
 すべては、若き龍神の寵愛のゆえ――。
あらすじ
 神々の生きる世界。
 しかし人々は、神々の存在を信じなくなりつつあった。

 龍神信仰の村で虐げられ続けれていた巫女のひなは、三十歳になる日に巫女として用済みだからと村人たちの手によって残酷に殺される。

 だがひなが命を終える瞬間、若き龍神の陽(ヨウ)が迎えに来てひなを娶る。
 ひなのつらい生涯を知る陽はひなを幼女のすがたに戻し、陽の寵愛と庇護のもと、ひなはひとりの人間として再出発していく。

この作品のレビュー

★★★★★
納得の展開です
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主人公が想われ大切にされていながら、何故神々が動く事ができなかったのか。その理由に驚きつつも納得します。

2022/07/18 16:34

この作品の感想ノート

三十路になったら用済みという状況が非常にリアルで恐ろしいと思いましたが、優しさに囲まれての再出発に心から安堵しました。どんな仕打ちを受けても「自分で最後にしてほしい」を忘れなかった主人公が立派です。

2022/07/18 16:32

この作品のひとこと感想

すべての感想数:89

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