君が涙を忘れる日まで。のレビュー一覧
5.0
良かったです!奈々も香乃も本当に苦しかったなぁ。幸野くん!ありがとう!なんとも気持ちが救われるラストで本当に良かった!!
君のために。という、シンプルながらも目を惹かれるタイトル。 このタイトルの「君」とは、一体誰のことなのか? 考えながら読んでみると楽しいのではないかと思います。 きっと予想を裏切られるのではないでしょうか。 主人公の奈々が、ただのクラスメイトである幸野君と、目的もゴールも明かされない不思議な旅をしているシーンから始まります。 二人の絶妙な距離感と軽快な会話を楽しんでいると、少しずつ話の全貌が明かされていって、 次第に、奈々の切ない恋の模様が見えてきます。 大切な幼馴染と同じ人を好きになってしまう。 大切だからこそ言えなくて、でも苦しくて。 そんな思いに共感しながら読み進めると、最後には、思いもよらなかった真実が明らかになります。 先が気になって読む手が止まらない、すばらしい構成の作品でした!
君のために。という、シンプルながらも目を惹かれるタイトル。
このタイトルの「君」とは、一体誰のことなのか?
考えながら読んでみると楽しいのではないかと思います。
きっと予想を裏切られるのではないでしょうか。
主人公の奈々が、ただのクラスメイトである幸野君と、目的もゴールも明かされない不思議な旅をしているシーンから始まります。
二人の絶妙な距離感と軽快な会話を楽しんでいると、少しずつ話の全貌が明かされていって、
次第に、奈々の切ない恋の模様が見えてきます。
大切な幼馴染と同じ人を好きになってしまう。
大切だからこそ言えなくて、でも苦しくて。
そんな思いに共感しながら読み進めると、最後には、思いもよらなかった真実が明らかになります。
先が気になって読む手が止まらない、すばらしい構成の作品でした!
「どうか、神様お願いします。彼女の口から彼の名前が告げられませんように」
幼馴染で親友の奈々と香乃。二人は同じ時期に恋をする。同じ相手に。恋を諦めた方も恋を掴んだ方もどちらも相手を思い告げられぬ思いを抱き続ける。その葛藤に胸が締め付けられます。特に奈々の辛さや苦しみは読んでいて何度も涙を誘います。そんな奈々の抱えている辛さ苦しみを解放するための旅。そこに同行するのは同じクラスの幸野くん。彼がなぜ、その旅に同行するのか?
奈々が修司を好きになる過程はとてもドキドキ。きっと誰もが共感できるはずです。そして、叶わぬ恋の苦しみも。奈々と香乃、そして、修司と幸野くん、それぞれの結末をぜひ読んでみてください。
読後、読んでよかったと必ず思えると思います!