2018年5月発売のスターツ出版文庫

現在(いま)の自分を救ってくれたのは、
過去の“あの約束”だった。
10年後、夜明けを待つ僕たちへ
[原題]約束のタイムカプセル
10年後、夜明けを待つ僕たちへ
発売日:
2018/05/28
定 価:
660円(税込)
小春りん /著
イラストレーター:のみや
あらすじ
『10年後、集まろう。約束だよ!』――7歳の頃、同じ団地に住む幼馴染5人で埋めたタイムカプセル。10年後、みんな離れ離れになった今、団地にひとり残されたイチコは、その約束は果たされないと思っていた。しかし、突然現れた幼馴染のロクが、「みんなにタイムカプセルの中身を届けたい」と言い出し、止まっていた時間が動き出す――。幼い日の約束は、再び友情を繋いでくれるのか。そして、ロクが現れた本当の理由とは……。悲しすぎる真実に涙があふれ、強い絆に心震える青春群像劇!
著者コメント
こんにちは、小春りん(Link)です。今作は今、悩んでいたり、未来に迷っている方に、希望を与えられるようなものであればいいなと思いながら、最後まで書かせていただきました。主人公たちと一緒に、自分の過去を振り返りながら読んでいただければ嬉しいです。
奇跡の時が亡き君との再会を叶え――。
切なくも儚いラブストーリーに涙!
月の輝く夜、僕は君を探してる
[原題]月下の幻想
月の輝く夜、僕は君を探してる
発売日:
2018/05/28
定 価:
649円(税込)
柊 永太 /著
イラストレーター:げみ
あらすじ
高3の春、晦人が密かに思いを寄せるクラスメイトの朔奈が事故で亡くなる。伝えたい想いを言葉にできなかった晦人は後悔と喪失感の中、ただ呆然と月日を過ごしていた。やがて冬が訪れ、校内では「女子生徒の幽霊を見た」という妙な噂が飛び交う。晦人はそれが朔奈であることを確信し、彼女を探し出す。亡き朔奈との再会に、晦人の日常は輝きを取り戻すが、彼女の出現、そして彼女についての記憶も全て限りある奇跡と知り…。エブリスタ小説大賞2017スターツ出版文庫大賞にて恋愛部門賞受賞。
著者コメント
はじめまして、柊永太です。長いようで短い人生の一瞬の煌きである学生時代。でも、学生の時はそれが一生続くと思っていました。卒業したらどんな未来が待っているのだろう? 誰しもが不安と期待の入り混じった気持ちを体験したのではないでしょうか。本作はそんな学生時代をテーマに、恋や友情、ちょっと不思議な体験までを盛り込みました。読後に人生を生き抜く活力が湧いてくる作品に仕上げましたので楽しんで下されば幸いです。
1冊の本が、ふたりの運命を繋ぐ―。
心に小さな光が灯る3つの純愛物語。
はじまりは、図書室
はじまりは、図書室
発売日:
2018/05/28
定 価:
660円(税込)
虹月一兎 /著
イラストレーター:とろっち
あらすじ
図書委員の智沙都は、ある日図書室で幼馴染の裕司が本を読む姿を目にする。彼は智沙都にとって、初恋のひと。でも、ある出来事をきっかけに少しずつ距離が生まれ、疎遠になっていた。内向的で本が好きな智沙都とは反対に、いつも友達と外で遊ぶ彼が、ひとり静かに読書する姿は意外だった。智沙都は、裕司が読んでいた本が気になり手にとると、そこには彼のある秘密が隠されていて――。誰かをこんなにも愛おしく大切に想う気持ち。図書室を舞台に繰り広げられる、瑞々しい“恋のはじまり”を描いた全3話。
著者コメント
はじめまして。虹月一兎です。頑張っているひとを応援したい――という気持ちを込めて書きました。読者のみなさまが主人公たちと一緒に悩んだり、怒ったり、落ち込んだりしながら、最後には元気になってくださったらいいなあ、と思っています。年齢や性別に関係なく、いろいろな方に手に取っていただけたら嬉しいです。
ここは下町・浅草の極楽浄土!?
涙も疲れも、絶品甘味で癒します。
下町甘味処 極楽堂へいらっしゃい
下町甘味処 極楽堂へいらっしゃい
発売日:
2018/05/28
定 価:
693円(税込)
涙鳴 /著
イラストレーター:Minoru
あらすじ
浅草の高校に通う雪菜は、霊感体質のせいで学校で孤立ぎみ。ある日の下校途中、仲見世通りで倒れている着物姿の美青年・円真を助けると、御礼に「極楽へ案内するよ」と言われる。連れていかれたのは、雷門を抜けた先にある甘味処・極楽堂。なんと彼はその店の2代目だった。そこの甘味はまさに極楽気分に浸れる幸せの味。しかし、雪菜を連れてきた本当の目的は、雪菜に憑いている“あやかしを成仏させる”ことだった!やがて雪菜は霊感体質を見込まれ店で働くことになり…。ほろりと泣けて、最後は心軽くなる、全5編。
著者コメント
こんにちは、涙鳴です。 今作は下町浅草を舞台に幽霊とあやかしを絶品甘味で成仏させていくお話です。作品に登場する甘味は浅草で売られているものを参考にしているので、観光に行った際はぜひ食べてみてください。そして『極楽堂』に訪れる別れと始まりの物語ひとつひとつに、読者の皆様がほっこりしてくれたら嬉しいです。
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