『分かった、頑張ってカラダを探そうな』


翔太からのメールは、眠る前に私が送ったメールへの返信。


これは良いとして、伊勢からのメールが私を不安にさせた。


『今日は分かれて探そうか。武司と二見は使えないから、俺達はふたり一組で』


「昨日」も手分けして探したけど、今日も分かれるのか。


その方が効率が良いのは分かっているけれど、やっぱり怖い。


それにしても……なんだか、メールだと伊勢の印象も違う。


角が取れているというか、柔らかいように思える。


フフッと笑って、返信をしようとした時、お腹が鳴った。


でも、もう「カラダ探し」まで時間はない。


「少し早く起きれば良かったなぁ……」


お腹を押さえながら、フウッとため息を吐いた時、その時は訪れた。


午前0時……二日目の「カラダ探し」が始まる。