「初めての事ばかりだったからね……明日香の事もあるから、胸が痛くなる時があったけど」
「……ダメだわ翔太。美雪は鈍いんじゃないよ……この子、恋愛感情が欠落してるんじゃない?」
失礼な事を言ってるけど……私はそれを否定できなかった。
「まあ、恋愛感情が欠落してるって事は、色恋沙汰で嫌いになるって事がないわけだよな……好きって言ってくれたわけだし、頑張ればずっと一緒にいる事はできるかな……」
「翔太!いつまでブツブツ言ってんの!?もうその話は終わり!」
いや、きいたのは私だけど、話をふくらませたのは留美子だよ?
ちょっと翔太がかわいそうに思えた。
「でも、物すごくポジティブだよね。美雪の事になると、気持ちの切り替えが早いね」
翔太のその姿を見て、フフッと笑う明日香。
「んな事、どうでもいいぜ。相島、『呪い』を解く方法は教えてもらったんだろうな?」
「そうだよ。そのために私達は待ってたんだからね」
袴田と結子……最後の日まで邪魔され続けたけれど、「カラダ探し」が終わって、やっと協力してくれたような気がする。
「うん。でも、美紀を探さなきゃ。ここからは、私ひとりの問題だね」
「……ダメだわ翔太。美雪は鈍いんじゃないよ……この子、恋愛感情が欠落してるんじゃない?」
失礼な事を言ってるけど……私はそれを否定できなかった。
「まあ、恋愛感情が欠落してるって事は、色恋沙汰で嫌いになるって事がないわけだよな……好きって言ってくれたわけだし、頑張ればずっと一緒にいる事はできるかな……」
「翔太!いつまでブツブツ言ってんの!?もうその話は終わり!」
いや、きいたのは私だけど、話をふくらませたのは留美子だよ?
ちょっと翔太がかわいそうに思えた。
「でも、物すごくポジティブだよね。美雪の事になると、気持ちの切り替えが早いね」
翔太のその姿を見て、フフッと笑う明日香。
「んな事、どうでもいいぜ。相島、『呪い』を解く方法は教えてもらったんだろうな?」
「そうだよ。そのために私達は待ってたんだからね」
袴田と結子……最後の日まで邪魔され続けたけれど、「カラダ探し」が終わって、やっと協力してくれたような気がする。
「うん。でも、美紀を探さなきゃ。ここからは、私ひとりの問題だね」