私はその言葉に安心して、階段を駆け下りた。
一階に到着し、保健室の前のドアから外に出て旧校舎へと向かう。
でも……あれだけ「呪い」を解く事を恐れていた八代先生を、よく説得できたものだ。
八代先生も私の事を忘れている……いや、出会ってさえいない事になっているのだろうけど、明日香が一緒にいる。
それが心強く感じた。
ふたりで旧校舎まで走り、そこの職員室。
ガラス越しに見える室内に、八代先生と他に数名の先生がいる。
ここからは、明日香に呼び出してもらうしかなかった。
明日香が職員室のドアを開け、八代先生に手招きをした。
すると八代先生は立ち上がり、こちらに向かって歩を進め、ドアを開けたのだ。
「森崎さん、何かあったのかな?……ああ、そうか。今日は相島さんが目覚める日だったね。それで、何か分かったのかな?」
私がいない間に、こんな事まで話をしていてくれたんだ。
それなら話が早い。
「今日、先生に協力してほしいんです!放課後の大職員室に、誰もいなくなってから入りたいんですけど……ダメですか?」
一階に到着し、保健室の前のドアから外に出て旧校舎へと向かう。
でも……あれだけ「呪い」を解く事を恐れていた八代先生を、よく説得できたものだ。
八代先生も私の事を忘れている……いや、出会ってさえいない事になっているのだろうけど、明日香が一緒にいる。
それが心強く感じた。
ふたりで旧校舎まで走り、そこの職員室。
ガラス越しに見える室内に、八代先生と他に数名の先生がいる。
ここからは、明日香に呼び出してもらうしかなかった。
明日香が職員室のドアを開け、八代先生に手招きをした。
すると八代先生は立ち上がり、こちらに向かって歩を進め、ドアを開けたのだ。
「森崎さん、何かあったのかな?……ああ、そうか。今日は相島さんが目覚める日だったね。それで、何か分かったのかな?」
私がいない間に、こんな事まで話をしていてくれたんだ。
それなら話が早い。
「今日、先生に協力してほしいんです!放課後の大職員室に、誰もいなくなってから入りたいんですけど……ダメですか?」