明日香の手を握り、うれしそうに笑顔を浮かべる美紀。
「またお姉ちゃんが遊んでくれるの?うれしいな」
明日香が美紀を引き付けている間に、私は男子に美紀を棺桶に押し込むように伝えていた。
タイミングの勝負。
もしも、その時に美紀が「赤い人」を操って私達を襲わせたら……間違いなく「呪い」が解ける前に殺される。
どうしてか分からないけれど、「赤い人」と話をする事ができる私なら、それを抑える事ができるかもしれない。
その為に、男子3人がそれとなく棺桶の周りに集まり、私は棺桶を見つめる美子の前に立ち、その時を待った。
「美紀ちゃん。このお姉ちゃんが美雪お姉ちゃん。今回一番頑張った人なんだよ」
そう言いながら私の前に美紀を連れて来て、棺桶に背を向けるように立たせる明日香。
「あ、このお姉ちゃん知ってる。美紀ちゃんと二回会ったよね」
ニコニコと笑う美紀を見ていると、不意討ちみたいな事をするのが正しいのか分からなくなる。
「うん、そうだよ。次に美紀ちゃんと遊ぶのは……私で良いかな?」
「本当に?わーい!やったぁ!」
「またお姉ちゃんが遊んでくれるの?うれしいな」
明日香が美紀を引き付けている間に、私は男子に美紀を棺桶に押し込むように伝えていた。
タイミングの勝負。
もしも、その時に美紀が「赤い人」を操って私達を襲わせたら……間違いなく「呪い」が解ける前に殺される。
どうしてか分からないけれど、「赤い人」と話をする事ができる私なら、それを抑える事ができるかもしれない。
その為に、男子3人がそれとなく棺桶の周りに集まり、私は棺桶を見つめる美子の前に立ち、その時を待った。
「美紀ちゃん。このお姉ちゃんが美雪お姉ちゃん。今回一番頑張った人なんだよ」
そう言いながら私の前に美紀を連れて来て、棺桶に背を向けるように立たせる明日香。
「あ、このお姉ちゃん知ってる。美紀ちゃんと二回会ったよね」
ニコニコと笑う美紀を見ていると、不意討ちみたいな事をするのが正しいのか分からなくなる。
「うん、そうだよ。次に美紀ちゃんと遊ぶのは……私で良いかな?」
「本当に?わーい!やったぁ!」