まあ、確かに気になる事だろうけど、それはないんじゃないかな?
「大丈夫だと思うよ。美子の『呪い』が『赤い人』、美紀の『呪い』は『カラダ探し』だから、美紀自身に人を殺す力はないと思う」
私が言うより早く、明日香が袴田の問いに答える。
「それなら力ずくで行けるな。おい、ガキ!俺が遊んでやるからこっちに来い!」
「あっかんべーだ!!美紀ちゃんはガキじゃないもん。おじちゃんはやだ!!」
「お、おじちゃんだと!? このクソガキが!!」
そんな言い方、嫌がるに決まってるじゃん。
よほど嫌なのだろう、袴田にまだ舌を出している。
「武司、そんな言い方じゃダメだよ。私に任せてくれない?だてに八日間も一緒にいたわけじゃないからね」
そう言い、美紀に近寄る明日香。
確かに私達の誰よりも、美紀と一緒にいた時間が長いのは明日香だから、適任かもしれない。
「美紀ちゃん、またお姉ちゃんと遊ぼうか?」
優しく声をかけた明日香に、舌を出していた美紀が笑顔を向けて駆け寄ってきた。
小さな女の子をだますというのは気が引けるけど、「呪い」を解くためにはこれしかない。
「大丈夫だと思うよ。美子の『呪い』が『赤い人』、美紀の『呪い』は『カラダ探し』だから、美紀自身に人を殺す力はないと思う」
私が言うより早く、明日香が袴田の問いに答える。
「それなら力ずくで行けるな。おい、ガキ!俺が遊んでやるからこっちに来い!」
「あっかんべーだ!!美紀ちゃんはガキじゃないもん。おじちゃんはやだ!!」
「お、おじちゃんだと!? このクソガキが!!」
そんな言い方、嫌がるに決まってるじゃん。
よほど嫌なのだろう、袴田にまだ舌を出している。
「武司、そんな言い方じゃダメだよ。私に任せてくれない?だてに八日間も一緒にいたわけじゃないからね」
そう言い、美紀に近寄る明日香。
確かに私達の誰よりも、美紀と一緒にいた時間が長いのは明日香だから、適任かもしれない。
「美紀ちゃん、またお姉ちゃんと遊ぼうか?」
優しく声をかけた明日香に、舌を出していた美紀が笑顔を向けて駆け寄ってきた。
小さな女の子をだますというのは気が引けるけど、「呪い」を解くためにはこれしかない。