端から聞いてると、私達はとんでもなく不気味な話をしていると思われるだろう。
でも、浦西も私も、考えている事の共有がスムーズに行われて、つい熱中して話してしまった。
私自身、こんなに話ができるんだと、不思議な気持ちになった。
学校に着き、教室に入った私達は、とても理解できない光景を目にした。
「高広! テメェが言わなかったから、俺が死んだだろうが! 殺すぞコラァ!!」
「あぁ!? 話を無視したのは誰だよ!! 足りねぇ脳ミソで考えてみやがれ!!」
伊勢と袴田、昨日意見が食い違ったふたりが、殴り合いの喧嘩をしていたのだ。
うちのクラスで、このふたりを止められる人なんていない。
「さ、最悪の状況だな……『カラダ探し』の話でもめてるんだろ? これ」
目の前で繰り広げられる、血を流しての殴り合いには、クラスメイトも迷惑そうにふたりを見ている。
「そう……だね。どうしてこんな……」
私と浦西は、意見が違ってもこうやって建設的な話ができているのに、このふたりは……いや、袴田の方かな、筋が通っていないのは。
でも、浦西も私も、考えている事の共有がスムーズに行われて、つい熱中して話してしまった。
私自身、こんなに話ができるんだと、不思議な気持ちになった。
学校に着き、教室に入った私達は、とても理解できない光景を目にした。
「高広! テメェが言わなかったから、俺が死んだだろうが! 殺すぞコラァ!!」
「あぁ!? 話を無視したのは誰だよ!! 足りねぇ脳ミソで考えてみやがれ!!」
伊勢と袴田、昨日意見が食い違ったふたりが、殴り合いの喧嘩をしていたのだ。
うちのクラスで、このふたりを止められる人なんていない。
「さ、最悪の状況だな……『カラダ探し』の話でもめてるんだろ? これ」
目の前で繰り広げられる、血を流しての殴り合いには、クラスメイトも迷惑そうにふたりを見ている。
「そう……だね。どうしてこんな……」
私と浦西は、意見が違ってもこうやって建設的な話ができているのに、このふたりは……いや、袴田の方かな、筋が通っていないのは。