「そろそろ家に着いてる頃かな?体調悪いって言って買い物断ったから、怒るかなぁ」
「あー……そうなんだ。玄関に入ったら、怒って立ってる姿を想像しちゃうなあ……」
おばさんが運び込まれるのを横目に見ながら、病院を後にする私達。
「よし!じゃあ私も一緒に家に行ってあげるよ。保健室で休んでたって事にすればいいじゃん?」
「ありがとうね、その言葉に甘えようかな」
フフッと笑い、なんでもない事を話しながら歩いていると、今日の「カラダ探し」が終われば、こんな事もできなくなるのかな……なんて、少し寂しくなる。
「前回の『カラダ探し』では、最後には皆の気持ちがひとつになったんだよね?だけど、今回は最後までバラバラだね……」
明日香を生き返らせたいと願う高広、あゆみちゃんに死んでほしくないと願う袴田。
そして、この生活が続いてほしいと願う私。
留美子はピンと来ないと言っていたし、翔太の考えは分からない。
皆の気持ちがどうであれ、今日で「カラダ探し」は終わるのだ。
留美子と一緒に話しながら歩いて、家に着いた私は、車庫の中に真冬の自転車がない事に気付いた。
「あー……そうなんだ。玄関に入ったら、怒って立ってる姿を想像しちゃうなあ……」
おばさんが運び込まれるのを横目に見ながら、病院を後にする私達。
「よし!じゃあ私も一緒に家に行ってあげるよ。保健室で休んでたって事にすればいいじゃん?」
「ありがとうね、その言葉に甘えようかな」
フフッと笑い、なんでもない事を話しながら歩いていると、今日の「カラダ探し」が終われば、こんな事もできなくなるのかな……なんて、少し寂しくなる。
「前回の『カラダ探し』では、最後には皆の気持ちがひとつになったんだよね?だけど、今回は最後までバラバラだね……」
明日香を生き返らせたいと願う高広、あゆみちゃんに死んでほしくないと願う袴田。
そして、この生活が続いてほしいと願う私。
留美子はピンと来ないと言っていたし、翔太の考えは分からない。
皆の気持ちがどうであれ、今日で「カラダ探し」は終わるのだ。
留美子と一緒に話しながら歩いて、家に着いた私は、車庫の中に真冬の自転車がない事に気付いた。