「あの……すみません。袴田あゆみちゃんの病室って、どこですか?」
部屋の中にいる看護師に声をかけるけど……少し困ったような表情を私達に向ける。
「その制服は、あゆみちゃんのお兄さんと同じ高校よね?お兄さんがそこのリフレッシュルームに入って行くのが見えたわ」
病室をきいたのに……まあ、袴田がそこにいるのが分かったならそれでも良い。
「分かりました、ありがとうございます」
ペコリと軽く頭を下げ、看護師が教えてくれたリフレッシュルームへと足を向けた。
「やっぱり武司は来てたんだ。結子も来てるのかな?」
それは分からないけれど、来ている可能性は十分にある。
今日、学校に来なかったという事は、あゆみちゃんに何かがあったから……そう考える事もできる。
あゆみちゃんの為に袴田に協力していたのなら、何かがあれば駆けつけるだろうから。
と、なると……病状はさらに悪化したと考えた方が良い。
不安になりながらも、私はリフレッシュルームと書かれたその部屋のスライドドアの取っ手に手をかけた。
部屋の中にいる看護師に声をかけるけど……少し困ったような表情を私達に向ける。
「その制服は、あゆみちゃんのお兄さんと同じ高校よね?お兄さんがそこのリフレッシュルームに入って行くのが見えたわ」
病室をきいたのに……まあ、袴田がそこにいるのが分かったならそれでも良い。
「分かりました、ありがとうございます」
ペコリと軽く頭を下げ、看護師が教えてくれたリフレッシュルームへと足を向けた。
「やっぱり武司は来てたんだ。結子も来てるのかな?」
それは分からないけれど、来ている可能性は十分にある。
今日、学校に来なかったという事は、あゆみちゃんに何かがあったから……そう考える事もできる。
あゆみちゃんの為に袴田に協力していたのなら、何かがあれば駆けつけるだろうから。
と、なると……病状はさらに悪化したと考えた方が良い。
不安になりながらも、私はリフレッシュルームと書かれたその部屋のスライドドアの取っ手に手をかけた。