皆は「呪い」が解けると思っているようだけど……私には思い出さなければならない事がまだ残っている。
美子が言っていた、教えた場所。
明日香の頭部があった場所を教えてもらったけど……その後にもまだ言っていた。
その場所が、まだ分からないのだ。
テロリロテロリロ……。
考え込んでいた私の、制服のポケットに入れた携帯電話が鳴り出した。
この音はメールの着信音……慌ててそれを取り出してメールを開く。
また真冬かな?
今日は買い物に行かないって言っておいたのに。
『身体の調子はどう?かなり辛そうだったけど』
あ、そっちね。
朝起きた時程の痛みは感じないけど、まだ痛むかな。
それでも、大丈夫だと返信すると、買い物に行こうと言いかねない。
ここは、不調だという事を伝えた方が良さそうだ。
「まだ調子が悪いよ。帰ったら寝なきゃダメだね。真冬もすぐに帰ってきてね」
こう返信しておけば大丈夫だろう。
送信ボタンを押して、それをポケットに入れたところで、屋上の入り口の段差に腰かけていた翔太が立ち上がり、口を開いた。
美子が言っていた、教えた場所。
明日香の頭部があった場所を教えてもらったけど……その後にもまだ言っていた。
その場所が、まだ分からないのだ。
テロリロテロリロ……。
考え込んでいた私の、制服のポケットに入れた携帯電話が鳴り出した。
この音はメールの着信音……慌ててそれを取り出してメールを開く。
また真冬かな?
今日は買い物に行かないって言っておいたのに。
『身体の調子はどう?かなり辛そうだったけど』
あ、そっちね。
朝起きた時程の痛みは感じないけど、まだ痛むかな。
それでも、大丈夫だと返信すると、買い物に行こうと言いかねない。
ここは、不調だという事を伝えた方が良さそうだ。
「まだ調子が悪いよ。帰ったら寝なきゃダメだね。真冬もすぐに帰ってきてね」
こう返信しておけば大丈夫だろう。
送信ボタンを押して、それをポケットに入れたところで、屋上の入り口の段差に腰かけていた翔太が立ち上がり、口を開いた。