「11月……21日? 今日は、22日でしょ?」
そう言葉に出した時、伊勢のメールの内容を思い出した。
『カラダを全部見つけるまで、明日は来ない』
確か、そんな内容だったと思う。
釈然としないものを感じながらも身支度を始め、学校に行く準備を済ませた私は家を出て、通学路を歩いていた。
明日が来ない……つまり、「カラダ探し」を終わらせないと、11月22日が永遠に来ないって事?
そんなバカなと思うけど、伊勢の言っている事に嘘はなかった。
だとすると、伊勢も前回の「カラダ探し」で、終わるまで同じ日を繰り返したのかな?
携帯電話を眺めていた私が、ふと顔を上げると、目の前には浦西の姿。
なんだか調子が悪そうで、歩く速度も私より遅い。
「あ、あの……浦西君、おはよう」
ほんの少しだけ勇気を出して、私はその背後から声をかけた。
「ん? ああ、相島か。おはよう……最悪な事に巻き込まれたな、俺達」
この様子だと、浦西はきっと気付いてる。
あれが夢じゃなかったって事も、今日が11月21日だって事も。
そう言葉に出した時、伊勢のメールの内容を思い出した。
『カラダを全部見つけるまで、明日は来ない』
確か、そんな内容だったと思う。
釈然としないものを感じながらも身支度を始め、学校に行く準備を済ませた私は家を出て、通学路を歩いていた。
明日が来ない……つまり、「カラダ探し」を終わらせないと、11月22日が永遠に来ないって事?
そんなバカなと思うけど、伊勢の言っている事に嘘はなかった。
だとすると、伊勢も前回の「カラダ探し」で、終わるまで同じ日を繰り返したのかな?
携帯電話を眺めていた私が、ふと顔を上げると、目の前には浦西の姿。
なんだか調子が悪そうで、歩く速度も私より遅い。
「あ、あの……浦西君、おはよう」
ほんの少しだけ勇気を出して、私はその背後から声をかけた。
「ん? ああ、相島か。おはよう……最悪な事に巻き込まれたな、俺達」
この様子だと、浦西はきっと気付いてる。
あれが夢じゃなかったって事も、今日が11月21日だって事も。