どうすればいいか分からずに、そう呟くしかない私。
「美雪……美子ちゃんが教えた場所に来て」
背後から聞こえた声に、不思議と私は恐怖を感じなかった。
でも、教えた場所?
そんなの、教えてもらった事がないのに。
「わ、分からないよ……そこで、美紀の『呪い』を解く事ができるの?」
勇気を振り絞って、そう尋ねてみるけど返事はない。
どうして私なの?
前回も「カラダ探し」をやっていて、その記憶が残っている高広の方が、何かを伝えるなら良いはずなのに。
背後にいる「赤い人」に意識を向けながら、閉じていた目をゆっくりと開けると……そこには、白い服を来た少女が立っていたのだ。
「赤い人」でもない、美紀でもない。
その少女は、血まみれじゃない美子だと理解したのは、ぬいぐるみを大事そうに抱えていたから。
「『赤い人』じゃ……ない?」
夜の学校で見る美子は全身血まみれで、美紀も赤い服を着ているから、白い服の美子は初めて見る。
その姿には、死とか「呪い」といったような負の感情は感じ取れない。
「美雪……美子ちゃんが教えた場所に来て」
背後から聞こえた声に、不思議と私は恐怖を感じなかった。
でも、教えた場所?
そんなの、教えてもらった事がないのに。
「わ、分からないよ……そこで、美紀の『呪い』を解く事ができるの?」
勇気を振り絞って、そう尋ねてみるけど返事はない。
どうして私なの?
前回も「カラダ探し」をやっていて、その記憶が残っている高広の方が、何かを伝えるなら良いはずなのに。
背後にいる「赤い人」に意識を向けながら、閉じていた目をゆっくりと開けると……そこには、白い服を来た少女が立っていたのだ。
「赤い人」でもない、美紀でもない。
その少女は、血まみれじゃない美子だと理解したのは、ぬいぐるみを大事そうに抱えていたから。
「『赤い人』じゃ……ない?」
夜の学校で見る美子は全身血まみれで、美紀も赤い服を着ているから、白い服の美子は初めて見る。
その姿には、死とか「呪い」といったような負の感情は感じ取れない。