カラダ探し~第ニ夜~

満面の笑みを浮かべ、私に今撮ったばかりの写真を見せてくれる留美子。


ハアッとため息を吐き、その携帯電話を手に取って画面を見てみると……そこには、私の知らない私の姿があったのだ。


「え……これ、私?」


いつも鏡で見ている私とは違う姿に、思わず見とれてしまった。


留美子の携帯電話をジッと見つめて、そこにいる別人にため息を吐く私。


ちょっといじるだけで、ここまで変わる事ができるんだ……。


「どうよ?可愛いでしょ?」


自分の顔だけど……私は無意識にうなずいていた。


だって、この携帯電話の画面の中にいるのは私じゃないと思えたから。


「はい、貸して。これを今から送ってやらないとね」


ひょいと私の手から携帯電話を取り上げ、カチカチとボタンを押し始める留美子。


送ってやるって……いったい誰にそんな写真を送るの?


「私はもうお母さんと友達に送ったよ。良かったね美雪、お母さんから『可愛い』って返信あったよ。あ、それから晩御飯は外で食べるって言っておいたからね」