カラダ探し~第ニ夜~

「そ、そうね……あれよあれ。ほら、新年になった瞬間メールを送ろうとすると、混み合ってるからしばらく待てって表示されるじゃん?あんな……感じ?」


「……やっぱり分かってねぇんじゃねぇかよ」


留美子の言葉に、ハァッとため息を吐く高広。


でも……あながち間違いじゃないと私は思う。


「いや、高広。言葉は足りないけど、その通りかもしれないぞ?例えば八代先生の場合だ。仮に1日に10件メールが来るとするだろ?これが普通の状態だとする……」


さっきまで笑っていた翔太が、突然真剣な顔つきに変わり、話し始めた。


「でも、5年分のメールが、一気に送信されたらどうなると思う?おっと、メールを預かる期間があるなんて考えずにだぞ?」


「1日10件だったら……1年で3650件、それが5年だと……18000件くらいか?」


頭を抱えながら出した高広の答え。


計算自体は間違ってはいないけど、翔太がきいてるのはたぶんそこじゃない。


翔太が言いたいのは、きっとそんなに大量のメールが送られれば、サーバーか携帯電話がパンクする。