カラダ探し~第ニ夜~

少し……いや、かなり強引だけど、美紀の「呪い」に対抗するには、美子の「呪い」を利用するしか今のところ方法が見つからない。


「でもさ、そんなの誰がやんの?美雪が穏やかに話しかけても殺されたんでしょ?『赤い人』を操る事なんてできるわけ?」


留美子の言う通り、現段階ではできる可能性の方が低いと思う。


でも、別に美子を操ろうとしているわけじゃない。


美子の想いを利用する……やろうとしている事は私も、美紀と変わらないのかもしれない。


「操るなんて……たぶんできない。きっと美子は、美紀のルールに縛られてるんだよ。それを解き放つ事ができれば……」


今、考えられる事はそれしかない。


「赤い人」の「呪い」を利用する事しか。













私達が学校に戻った時にはもう12時半。


荷物を持って屋上に上がり、昼食をとっていた。


「あれ?美雪、今日はお弁当あるんだ。作ってきたの?」


数年ぶりのお母さんのお弁当がうれしくて、ついつい笑顔になってしまう。