カラダ探し~第ニ夜~

高広なんて、軽トラックの荷台で昼寝を始めている。


「そう言えば、美子が殺された日がふたりの誕生日やったかな……母親からのプレゼントを楽しみにしとったのに、あんな事になるとは思わんかったな。悲しいもんやで」


誕生日だって事は知らなかったけど、そのプレゼントの赤い服と白い服を取り合いになった結果、美子は家を飛び出して殺害された。


松木さんの話はいろいろと思い出させてくれるけれど……そろそろ解放してほしかった。














松木さんの長話から解放されたのは12時前。


足をひねった翔太も、捻挫とまではいかない程度だったらしく、話をしている間に少しは回復した様子で、学校までの道も歩けるほどだった。


「しっかし……あのおっさんは何だったんだ? 結局『呪い』の解き方も分からねぇままだしよぉ」


「高広、あんたは良いよね……あのおっさんの話を聞かずに寝てたんだからさ。美紀と美子の思い出話で1時間半だよ……こっちは疲れるっつーの」


あくびをする高広に、話だけで疲労した留美子が答える。