「それがなぁ、分からんのや……近所の連中は、この屋敷に入ると気が狂うて言うとる。やから、立ち入り禁止の看板付けとるんやけどな」
気が狂う……確かに松木さんの様子はおかしかったけど。
でも、松木さんはおかしくなったのに、八代先生は普通にしていた。
この違いは「カラダ探し」をやったかどうか……つまり、これもまた「呪い」が関係しているのだとしか考えられなかった。
「美紀も美子も不思議な子やった。同じ姿でも性格は違ってな、双子やのに美紀は感情を外に、美子は内に秘めるタイプや。それに、美紀は自分が決めたルールは絶対っていう、仕切りたがりやったわ。まぁ……美子はそのルールを破ってよく怒られとったな」
50年以上も前の事なのに、よく覚えてるなぁ。
遠い目をして、タバコを吸っている松木さんの横顔を見ながら、私達はまだこの話が続くのかと思い始めていた。
「美雪、このおっさん何十分話すつもり? もう思い出話はいいんだけど……」
話し続ける松木さんに、うんざりした様子で留美子が尋ねるけど……そんなの私が分かるわけがない。
気が狂う……確かに松木さんの様子はおかしかったけど。
でも、松木さんはおかしくなったのに、八代先生は普通にしていた。
この違いは「カラダ探し」をやったかどうか……つまり、これもまた「呪い」が関係しているのだとしか考えられなかった。
「美紀も美子も不思議な子やった。同じ姿でも性格は違ってな、双子やのに美紀は感情を外に、美子は内に秘めるタイプや。それに、美紀は自分が決めたルールは絶対っていう、仕切りたがりやったわ。まぁ……美子はそのルールを破ってよく怒られとったな」
50年以上も前の事なのに、よく覚えてるなぁ。
遠い目をして、タバコを吸っている松木さんの横顔を見ながら、私達はまだこの話が続くのかと思い始めていた。
「美雪、このおっさん何十分話すつもり? もう思い出話はいいんだけど……」
話し続ける松木さんに、うんざりした様子で留美子が尋ねるけど……そんなの私が分かるわけがない。



