カラダ探し~第ニ夜~

最初は私達の話を信じていないようだったけど……屋敷で見た幻や、美子が殺害された時の事を話すと、少しは信じてくれたようだ。


男性は名を松木一夫と言い、美紀と美子の同級生だったらしい。


「おじさん、どこの人ぉ?おじさんの話し方ってなんか面白いよねぇ」


「昨日」八代先生が車を停めた場所にある、松木さんの軽トラックまで戻り、話をしていた。


「面白いって失礼なお嬢ちゃんじゃのう。まあ、今さら構わんけどの。昔はようからかわれて、どこに行ってもバカにされたもんやで。ここでもバカにされた。美紀と美子も似たようなもんやったから、わしらは友達になったんや」


この松木さんの話では、美紀と美子は小学1年生の途中で都会から引っ越して来てなかなか溶け込めずに、イジメの対象になっていたようで……。


その後に引っ越して来た松木さんが、方言をバカにされて、同じくイジメられていた美紀と美子と仲良くなったという事だ。


「でもよぉ、無断で入ったからって、俺達を殺そうとしなくてもいいじゃねぇかよ」


その言葉に、松木さんは首を傾げて不思議そうに高広を見た。