突然留美子に話を振られて私は考えた。
今までそんなの考えた事がなかったから。
「私は名前で呼ばれてるよ。別に呼ばれたいって思った事もないし」
昔は、姉妹というよりも仲良しの友達みたいな感覚だったから。
「話を戻そうか。これは想像だけど、お姉ちゃんと呼ぶ事を強要された美子は、事あるごとに美紀と衝突したんだ」
そう言い、両方の手のひらを合わせる翔太。
片手は美紀で、もう片方は美子を表現しているのだろう。
「でも、あの様子だと、単純な力は美紀の方が強かった。だから倉庫に閉じ込められたんだ」
「え?違うでしょ?ぬいぐるみを倉庫の中に入れられたから、それを取りに美子が入ったんじゃん。もしかして、そこを見てなかったの?私は入り口にいたからそれを見たけど」
翔太の推測に反論する留美子。
私は奥の方に押されたから、気づいたら背後に美子がいた。
入り口にいたという留美子が言うのだから、そうなのかな。
今までそんなの考えた事がなかったから。
「私は名前で呼ばれてるよ。別に呼ばれたいって思った事もないし」
昔は、姉妹というよりも仲良しの友達みたいな感覚だったから。
「話を戻そうか。これは想像だけど、お姉ちゃんと呼ぶ事を強要された美子は、事あるごとに美紀と衝突したんだ」
そう言い、両方の手のひらを合わせる翔太。
片手は美紀で、もう片方は美子を表現しているのだろう。
「でも、あの様子だと、単純な力は美紀の方が強かった。だから倉庫に閉じ込められたんだ」
「え?違うでしょ?ぬいぐるみを倉庫の中に入れられたから、それを取りに美子が入ったんじゃん。もしかして、そこを見てなかったの?私は入り口にいたからそれを見たけど」
翔太の推測に反論する留美子。
私は奥の方に押されたから、気づいたら背後に美子がいた。
入り口にいたという留美子が言うのだから、そうなのかな。