高広は、見つけたらすぐに棺桶に納めると思うから、その方法を早く考えなければならないのだ。
「後3つか……かなり早いペースだな。前回は十一日だったけど、今回はもっと早く終わりそうだな」
六日目で後3つ、今日中に西棟と東棟、それらをつなぐ廊下の部屋を調べてしまえば、後は生産棟と体育館、旧校舎だけだ。
「とりあえず、これを棺桶に納めてくるから高広は三階に行ってて。結子がトイレを調べるって言ってたから」
「おぅ、分かった。『赤い人』と武司には気をつけろよ」
高広の言葉に、私はうなずいた。
カラダを持っているのだから死ぬわけにはいかない。
私が死んだ後、誰もカラダに気づかなければ、また違う所に隠されてしまうから。
「分かってるよ。じゃあ、後で三階に行くから待っててね」
ほんの数メートルの距離だけど一緒に歩き、高広が階段を上り始めるのを確認して、私も玄関前ホールへと向かった。
「赤い人」と袴田、この夜の校舎で私を恐怖させる存在に怯えながら、慎重に廊下を歩いてあの場所へと向かう。
「後3つか……かなり早いペースだな。前回は十一日だったけど、今回はもっと早く終わりそうだな」
六日目で後3つ、今日中に西棟と東棟、それらをつなぐ廊下の部屋を調べてしまえば、後は生産棟と体育館、旧校舎だけだ。
「とりあえず、これを棺桶に納めてくるから高広は三階に行ってて。結子がトイレを調べるって言ってたから」
「おぅ、分かった。『赤い人』と武司には気をつけろよ」
高広の言葉に、私はうなずいた。
カラダを持っているのだから死ぬわけにはいかない。
私が死んだ後、誰もカラダに気づかなければ、また違う所に隠されてしまうから。
「分かってるよ。じゃあ、後で三階に行くから待っててね」
ほんの数メートルの距離だけど一緒に歩き、高広が階段を上り始めるのを確認して、私も玄関前ホールへと向かった。
「赤い人」と袴田、この夜の校舎で私を恐怖させる存在に怯えながら、慎重に廊下を歩いてあの場所へと向かう。