「それならぁ、早くこの教室を終わらせよぉ。廃墟に比べたらぁ、学校なんて平気だしぃ」
そう言い、掃除用具入れに歩み寄る結子。
その言葉が本当なのだと私も信じられるようになりたい。
少し心配だけど。
ふたつ目の教室を調べ終わった私達は、次にどうするかを話し合っていた。
「俺が一階の残りを調べるから、お前らは三階を調べろよ」
「えーっ!私はぁ高広と一緒にぃ、三階を調べたいなぁ」
信じようと思った矢先にこの発言。
本当に信じていいのか分からなくなる。
「お前らふたりで、俺ひとりと同じくらいのスピードだろ?それか、お前らが一階を調べるか?」
高広にしてみれば、早く明日香のカラダを見つけたいと思っているだろうから、結子の誘いに乗るような事はないだろう。
それは、きっと誰に対しても同じで、翔太でも留美子でも……カラダを探すなら、袴田でも同じに違いない。
明日香の事が本当に好きで、明日香を生き返らせる事に、まっすぐ突き進んでいる高広。
そこに、結子が入る余地はないのだ。
そう言い、掃除用具入れに歩み寄る結子。
その言葉が本当なのだと私も信じられるようになりたい。
少し心配だけど。
ふたつ目の教室を調べ終わった私達は、次にどうするかを話し合っていた。
「俺が一階の残りを調べるから、お前らは三階を調べろよ」
「えーっ!私はぁ高広と一緒にぃ、三階を調べたいなぁ」
信じようと思った矢先にこの発言。
本当に信じていいのか分からなくなる。
「お前らふたりで、俺ひとりと同じくらいのスピードだろ?それか、お前らが一階を調べるか?」
高広にしてみれば、早く明日香のカラダを見つけたいと思っているだろうから、結子の誘いに乗るような事はないだろう。
それは、きっと誰に対しても同じで、翔太でも留美子でも……カラダを探すなら、袴田でも同じに違いない。
明日香の事が本当に好きで、明日香を生き返らせる事に、まっすぐ突き進んでいる高広。
そこに、結子が入る余地はないのだ。