体勢を低くして移動を始める高広を、頼もしく思いながら……私と結子は、その後を普通に歩いて移動。
隣の教室に入って、ひと安心したところで結子が口を開いた。
「調べる所が少ないならぁ、手分けして調べた方がぁ、早いよねぇ」
その言葉を、私はどう受け取って良いかが分からなかった。
本当にカラダを探す気があるのか、それとも袴田とまだつながっていて、私達の邪魔をしようというのか……。
日中の結子を見ていると、そんな事はないと思いたいし、何よりカラダを棺桶に納めてくれた。
だから信じたいという気持ちはあるけど……どうしても、明日香しか友達がいなかった時の事を考えてしまう。
何か裏があるんじゃないか、私をだましているんじゃないかと疑ってしまうのだ。
高広や翔太、留美子と一緒にいるうちに、そういう部分もなくなったかなと思っていたけど、やっぱり残ったまま。
「その方がいいだろ。俺は最初からそうするつもりだったからな。そのために3人いるんだろ?」
素直にそう言える高広がうらやましい。
隣の教室に入って、ひと安心したところで結子が口を開いた。
「調べる所が少ないならぁ、手分けして調べた方がぁ、早いよねぇ」
その言葉を、私はどう受け取って良いかが分からなかった。
本当にカラダを探す気があるのか、それとも袴田とまだつながっていて、私達の邪魔をしようというのか……。
日中の結子を見ていると、そんな事はないと思いたいし、何よりカラダを棺桶に納めてくれた。
だから信じたいという気持ちはあるけど……どうしても、明日香しか友達がいなかった時の事を考えてしまう。
何か裏があるんじゃないか、私をだましているんじゃないかと疑ってしまうのだ。
高広や翔太、留美子と一緒にいるうちに、そういう部分もなくなったかなと思っていたけど、やっぱり残ったまま。
「その方がいいだろ。俺は最初からそうするつもりだったからな。そのために3人いるんだろ?」
素直にそう言える高広がうらやましい。