「まあ、とにかく入ろうぜ。美子が教えてくれるなら、それも分かるんじゃねぇの?」
そう言ってドアを開けた高広。
と、同時に私たちは幻に包まれ、それが待ち構えていたかのように大絶叫が襲いかかってきたのだ。
「ああああああっ!! この家は呪われているのよ!」
「お、落ち着くんだ! キミまでそんな事を言ってどうするんだ!」
開いたドアから見た光景は、ダイニングルームで半狂乱の女性を、男性が肩を抱き、押さえているものだった。
「ご近所の皆も言ってるわ……この家は呪われてるって!お腹の赤ちゃんだけじゃなくて、美紀ちゃんも美子ちゃんも死んだじゃない!!」
「美子は……許せない事件だったけど、赤ちゃんは仕方ないだろ!自分のせいにするな!!」
あぁ……この人達は美紀と美子の両親なんだ。
となると、これはふたりが死んだ後の話。
父親も疲れていそうな顔をしているけど、母親はもっとひどい。
もともとの顔を知らないから、なんとも言えないけど……かなりやつれている。
そう言ってドアを開けた高広。
と、同時に私たちは幻に包まれ、それが待ち構えていたかのように大絶叫が襲いかかってきたのだ。
「ああああああっ!! この家は呪われているのよ!」
「お、落ち着くんだ! キミまでそんな事を言ってどうするんだ!」
開いたドアから見た光景は、ダイニングルームで半狂乱の女性を、男性が肩を抱き、押さえているものだった。
「ご近所の皆も言ってるわ……この家は呪われてるって!お腹の赤ちゃんだけじゃなくて、美紀ちゃんも美子ちゃんも死んだじゃない!!」
「美子は……許せない事件だったけど、赤ちゃんは仕方ないだろ!自分のせいにするな!!」
あぁ……この人達は美紀と美子の両親なんだ。
となると、これはふたりが死んだ後の話。
父親も疲れていそうな顔をしているけど、母親はもっとひどい。
もともとの顔を知らないから、なんとも言えないけど……かなりやつれている。