そこに「呪い」を解くヒントがあるかもしれないのならと、翔太の呟きに高広が乗ったのだ。
結子は高広が行く場所ならどこでも行くと言い、翔太も八代先生がフリーになる夜しかないという判断をした為だ。
「僕の立場上、こういうのは止めるべきなんだろうけど……今『カラダ探し』をしているのはキミ達だからね。キミ達が選択した事を、僕は手伝うだけさ」
先生の話だと、「カラダ探し」を終わらせた後に調べた小野山家では、何も分からなかったらしい。
だからこそ私達を連れて行っても危険性はないと判断したのだろう。
「じゃあ留美子だけ残るか?『カラダ探し』と比べたら、廃墟くらいたいした事ねぇだろ。万が一死んでも、俺達は死なねぇんだからよ」
「赤い人」がいる真っ暗な学校と、「赤い人」が育った家……どちらが怖いかと言われると、私はどちらも怖い。
ひとりだけ残されるのは嫌なのだろう。
ブツブツと文句を言いながらも、留美子も車に乗り込んだ。
八代先生の家から学校の方へと向かい、さらに通り過ぎて小道へと入って行く。
結子は高広が行く場所ならどこでも行くと言い、翔太も八代先生がフリーになる夜しかないという判断をした為だ。
「僕の立場上、こういうのは止めるべきなんだろうけど……今『カラダ探し』をしているのはキミ達だからね。キミ達が選択した事を、僕は手伝うだけさ」
先生の話だと、「カラダ探し」を終わらせた後に調べた小野山家では、何も分からなかったらしい。
だからこそ私達を連れて行っても危険性はないと判断したのだろう。
「じゃあ留美子だけ残るか?『カラダ探し』と比べたら、廃墟くらいたいした事ねぇだろ。万が一死んでも、俺達は死なねぇんだからよ」
「赤い人」がいる真っ暗な学校と、「赤い人」が育った家……どちらが怖いかと言われると、私はどちらも怖い。
ひとりだけ残されるのは嫌なのだろう。
ブツブツと文句を言いながらも、留美子も車に乗り込んだ。
八代先生の家から学校の方へと向かい、さらに通り過ぎて小道へと入って行く。