翔太は留美子を意識しているようだし、二見は伊勢に乗り換えるとか言っているのに。
これで本当に「カラダ探し」なんてできるのだろうか?
「まあ、この組み合わせしかないよな……二見はいつ逃げ出すか分からないし、袴田に狙われるとしたら二見だろ?俺じゃあ袴田を止められないからな」
「ありがとう浦西くぅん。私と伊勢君を一緒にしてくれてぇ」
……私もいるんだけど。
それに、二見が何を考えているか分からないけれど、なんか嫌だ!
胸が痛いとかいうレベルじゃない。
「相島と二見か、相島はともかくとして、二見は足引っ張んじゃねぇぞ」
伊勢が私達を見て、二見を指差して見せる。
「結子って呼んでよぉ。私も高広って呼ぶからぁ」
「じゃ、じゃあ私も美雪って呼んで!伊勢君の事は高広って呼ぶから!!」
私の言葉に、静まり返る屋上……。
私はどうして二見と張り合ってるんだろう。
言った後になって恥ずかしくなり、顔どころか耳まで熱くなってしまった。
少し困った様子で私と二見を見ていた伊勢だったけど、この際皆名前で呼び合おうという事になった。
これも二見……結子の提案なのだけど。
でも、これで私も伊勢の事を高広と呼べる。
これで本当に「カラダ探し」なんてできるのだろうか?
「まあ、この組み合わせしかないよな……二見はいつ逃げ出すか分からないし、袴田に狙われるとしたら二見だろ?俺じゃあ袴田を止められないからな」
「ありがとう浦西くぅん。私と伊勢君を一緒にしてくれてぇ」
……私もいるんだけど。
それに、二見が何を考えているか分からないけれど、なんか嫌だ!
胸が痛いとかいうレベルじゃない。
「相島と二見か、相島はともかくとして、二見は足引っ張んじゃねぇぞ」
伊勢が私達を見て、二見を指差して見せる。
「結子って呼んでよぉ。私も高広って呼ぶからぁ」
「じゃ、じゃあ私も美雪って呼んで!伊勢君の事は高広って呼ぶから!!」
私の言葉に、静まり返る屋上……。
私はどうして二見と張り合ってるんだろう。
言った後になって恥ずかしくなり、顔どころか耳まで熱くなってしまった。
少し困った様子で私と二見を見ていた伊勢だったけど、この際皆名前で呼び合おうという事になった。
これも二見……結子の提案なのだけど。
でも、これで私も伊勢の事を高広と呼べる。