「そういやそうだな。前回はいろんな場所に呼ばれてたぜ?体育館とか、屋上とか、旧校舎もあったな」
「旧校舎にはあってほしくないよな……この屋上から地面まで降りるんだろ?美雪、どうだ?旧校舎にありそうか?」
翔太に尋ねられて、私は少し困った。
夜の校舎で、旧校舎に逃げ込むシチュエーションなんてまずないし、逃げ込みたいとも思わないから。
「なにそれ?旧校舎と美雪と、何の関係があるわけ?」
にらみ付けるように、さらに顔を近付ける留美子に、翔太の顔が赤くなって行く。
「そ、そそそ、それはだな……あーっ!!離れろ留美子!集中できないだろ!」
急に取り乱して、離れろと言っておきながら、自分から離れる翔太。
「な、何なのよいきなり!いつもと同じでしょ!?」
見方によっては、翔太が留美子を避けたようにも見える。
それが気に入らなかったのだろう。
留美子が少し怒っているように見える。
まあ、二見がいるから怒ってるのかもしれないけれど。
「旧校舎にはあってほしくないよな……この屋上から地面まで降りるんだろ?美雪、どうだ?旧校舎にありそうか?」
翔太に尋ねられて、私は少し困った。
夜の校舎で、旧校舎に逃げ込むシチュエーションなんてまずないし、逃げ込みたいとも思わないから。
「なにそれ?旧校舎と美雪と、何の関係があるわけ?」
にらみ付けるように、さらに顔を近付ける留美子に、翔太の顔が赤くなって行く。
「そ、そそそ、それはだな……あーっ!!離れろ留美子!集中できないだろ!」
急に取り乱して、離れろと言っておきながら、自分から離れる翔太。
「な、何なのよいきなり!いつもと同じでしょ!?」
見方によっては、翔太が留美子を避けたようにも見える。
それが気に入らなかったのだろう。
留美子が少し怒っているように見える。
まあ、二見がいるから怒ってるのかもしれないけれど。