その後、伊勢が教室に飛び込んできて、すべてが始まったんだ。
親に勉強を強要されるだけの生活から、同じ日を繰り返しているとはいえ、こうして友達ができて、いつもとは違う生活が送れているのだから。
そう思っていても、考える事は、最後のカラダを納めた後に、誰が棺桶の中に入るのかという事。
「ねぇ皆、『カラダ探し』を終わらせた時に、やっぱり棺桶に入れるのは袴田君なの?」
「決まってんじゃん。あいつさえいなきゃ、私が結子をぶつ事もなかったわけだし……翔太だって殺されなかったじゃん?」
二見にした事まで、袴田のせいにしようとする留美子。
「いや、ふたりとも良く考えろよ。袴田が素直に棺桶に入ると思うか?それに、入ったとしても、仕返しに俺達に『カラダ探し』をさせるかもしれないだろ?」
翔太の言葉で、私達は何も言えなくなってしまった。
その後も答えなど出ずに、17時半まで私達は、屋上で悩み続けた。
「やあ、時間通りだね。じゃあ行こうか」
約束の17時半になり、旧校舎にやってきた私達は、八代先生のワンボックスカーに案内され、それに乗り込んだ。
先生の指示で、全員が後部座席に乗る。
親に勉強を強要されるだけの生活から、同じ日を繰り返しているとはいえ、こうして友達ができて、いつもとは違う生活が送れているのだから。
そう思っていても、考える事は、最後のカラダを納めた後に、誰が棺桶の中に入るのかという事。
「ねぇ皆、『カラダ探し』を終わらせた時に、やっぱり棺桶に入れるのは袴田君なの?」
「決まってんじゃん。あいつさえいなきゃ、私が結子をぶつ事もなかったわけだし……翔太だって殺されなかったじゃん?」
二見にした事まで、袴田のせいにしようとする留美子。
「いや、ふたりとも良く考えろよ。袴田が素直に棺桶に入ると思うか?それに、入ったとしても、仕返しに俺達に『カラダ探し』をさせるかもしれないだろ?」
翔太の言葉で、私達は何も言えなくなってしまった。
その後も答えなど出ずに、17時半まで私達は、屋上で悩み続けた。
「やあ、時間通りだね。じゃあ行こうか」
約束の17時半になり、旧校舎にやってきた私達は、八代先生のワンボックスカーに案内され、それに乗り込んだ。
先生の指示で、全員が後部座席に乗る。