「だから、見つかったら背後に呼ばれるんでしょ?放送室と同じように」
そう、留美子は答えた。
しかし、留美子の答えに八代先生は首を横に振った。
「違うね。答えはここだ」
そう言って八代先生は、自分の足元を指差したのだ。
「は?どういう事? だって美雪の背後に現れたじゃん。だったら背後が正解なんじゃないの?」
留美子もまた先生の言葉にムッとしたのか、突っかかるような言い方で、先生に質問を返す。
「分かりやすく説明したつもりなんだけどな……相島さんは正面から見たから、『赤い人』を背後に呼ばれたんだよ。分かるかい?」
「つまり……死体と『赤い人』で挟むように呼ばれる。もしも、右側から見られたら、『赤い人』は左側に現れる……そうですよね?」
まだ分かっていなさそうな留美子の肩に手を置いて、先生の言葉を補足する翔太。
「そういう事だね。だから、もしもまた仲間に殺されるような事があれば、キミ達は『赤い人』だけじゃなく、殺された仲間にも気を付けなければならないわけだ」
そう、留美子は答えた。
しかし、留美子の答えに八代先生は首を横に振った。
「違うね。答えはここだ」
そう言って八代先生は、自分の足元を指差したのだ。
「は?どういう事? だって美雪の背後に現れたじゃん。だったら背後が正解なんじゃないの?」
留美子もまた先生の言葉にムッとしたのか、突っかかるような言い方で、先生に質問を返す。
「分かりやすく説明したつもりなんだけどな……相島さんは正面から見たから、『赤い人』を背後に呼ばれたんだよ。分かるかい?」
「つまり……死体と『赤い人』で挟むように呼ばれる。もしも、右側から見られたら、『赤い人』は左側に現れる……そうですよね?」
まだ分かっていなさそうな留美子の肩に手を置いて、先生の言葉を補足する翔太。
「そういう事だね。だから、もしもまた仲間に殺されるような事があれば、キミ達は『赤い人』だけじゃなく、殺された仲間にも気を付けなければならないわけだ」