「あれ?そういえば、美雪はなんでお弁当持って来ないの?ダイエットでもしてる?」
昼食をとり、気分が良くなったのか、私に笑顔を向ける留美子。
「違うの、うちはお母さんがお弁当を作ってくれないからさ……私が作らなきゃならなかったんだけど、20日の夜に作るの忘れちゃったから、いつもないんだ」
「へぇ、美雪が作ってるのかぁ。じゃあ、料理は上手いんだ?料理が得意な女の子は好きでしょ?翔太」
「なんで俺に振るんだよ……その子が好きなら、料理が上手か下手かは関係ないだろ」
そんな事を言ってくれる、翔太が好きな子は幸せになるだろうな。
それとは違って、体だけの関係に思える袴田と二見……。
別れると言った二見が、少し心配だった。
昼休みも終わりに近付き、私達は旧校舎に行き、八代先生と話をするために階段の踊り場で他の先生達が職員室から出て行くのを待った。
五限目のチャイムが鳴って職員室に向かい、廊下から室内をうかがうと、相変わらず不気味な顔の八代先生がいる。
昼食をとり、気分が良くなったのか、私に笑顔を向ける留美子。
「違うの、うちはお母さんがお弁当を作ってくれないからさ……私が作らなきゃならなかったんだけど、20日の夜に作るの忘れちゃったから、いつもないんだ」
「へぇ、美雪が作ってるのかぁ。じゃあ、料理は上手いんだ?料理が得意な女の子は好きでしょ?翔太」
「なんで俺に振るんだよ……その子が好きなら、料理が上手か下手かは関係ないだろ」
そんな事を言ってくれる、翔太が好きな子は幸せになるだろうな。
それとは違って、体だけの関係に思える袴田と二見……。
別れると言った二見が、少し心配だった。
昼休みも終わりに近付き、私達は旧校舎に行き、八代先生と話をするために階段の踊り場で他の先生達が職員室から出て行くのを待った。
五限目のチャイムが鳴って職員室に向かい、廊下から室内をうかがうと、相変わらず不気味な顔の八代先生がいる。