他の机とは違い、先生が使っているスチール製のデスク。
引き出しが4つあるそれを、一番上から、ゆっくりと引いて中を照らす。
座った時に、真正面に位置する一番横長の引き出しの中には、シャープペンシルやボールペン、消ゴムにノートといった文房具だけ。
向かって右側、一番上の引き出しと、中段の引き出しには、漫画やエッチな本……。
生徒会長がこんな本を持っていてもいいのだろうかと思ったけれど、今はそんな事を考えている場合じゃない。
次は下段の、一番大きな引き出し。
それに、手を触れた時……私は不気味な感覚に包まれた。
私はこの感覚を覚えている。
そう……昨夜、明日香の腰を見つけた時のような、異様な感覚。
視聴覚室と生徒会室。
向かい合っているこのふたつの部屋に、カラダがあるって言うの?
校舎の中にカラダが隠されていると言うなら、その可能性はあるけれど……。
ゆっくりと開けたその引き出しの中に、私はそれを見た。
携帯電話の光に照らされたそれは、制服を着ていて、腰と同じく切断面が固定されているかのような、腹部から肩までの右半分。
引き出しが4つあるそれを、一番上から、ゆっくりと引いて中を照らす。
座った時に、真正面に位置する一番横長の引き出しの中には、シャープペンシルやボールペン、消ゴムにノートといった文房具だけ。
向かって右側、一番上の引き出しと、中段の引き出しには、漫画やエッチな本……。
生徒会長がこんな本を持っていてもいいのだろうかと思ったけれど、今はそんな事を考えている場合じゃない。
次は下段の、一番大きな引き出し。
それに、手を触れた時……私は不気味な感覚に包まれた。
私はこの感覚を覚えている。
そう……昨夜、明日香の腰を見つけた時のような、異様な感覚。
視聴覚室と生徒会室。
向かい合っているこのふたつの部屋に、カラダがあるって言うの?
校舎の中にカラダが隠されていると言うなら、その可能性はあるけれど……。
ゆっくりと開けたその引き出しの中に、私はそれを見た。
携帯電話の光に照らされたそれは、制服を着ていて、腰と同じく切断面が固定されているかのような、腹部から肩までの右半分。