わーわーと、お互いの欠点を言い合うふたり。
良くも悪くも、どっちも大差はないと思うけど。
「でもさ、その八代先生って人に聞けば、いろいろ分かるんじゃないの?『カラダ探し』を終わらせた事があるならさ」
「ん? 俺も終わらせたけど、分からねぇ事だらけだぞ?」
「高広と先生じゃあ、信頼度が違うって。あんた、難しい事分からないじゃん」
八代先生……前回の「カラダ探し」で、伊勢達を助けてくれた人。
その先生が、どんな人なのかは分からないけれど、会ってみるべきだと思った。
今後のために。
皆で話し合った結果、八代先生に会いに行くのは、「カラダ探し」後の明日という事で、私達は出かける事になった。
話し合った……というよりは、留美子の要望だけれど。
近所の、美味しくもまずくもない、微妙な味のラーメン屋で昼食を済ませて、とりあえず街の方に向かって歩いていた。
「レストランの予定が、あんなラーメン屋かぁ。旨くも不味くもなかったねぇ」
少しガッカリした様子で、留美子がため息を吐く。
味噌ラーメンに炒飯、餃子に麻婆豆腐まで注文したのに……結局、伊勢と翔太が残りを食べる羽目になった。
良くも悪くも、どっちも大差はないと思うけど。
「でもさ、その八代先生って人に聞けば、いろいろ分かるんじゃないの?『カラダ探し』を終わらせた事があるならさ」
「ん? 俺も終わらせたけど、分からねぇ事だらけだぞ?」
「高広と先生じゃあ、信頼度が違うって。あんた、難しい事分からないじゃん」
八代先生……前回の「カラダ探し」で、伊勢達を助けてくれた人。
その先生が、どんな人なのかは分からないけれど、会ってみるべきだと思った。
今後のために。
皆で話し合った結果、八代先生に会いに行くのは、「カラダ探し」後の明日という事で、私達は出かける事になった。
話し合った……というよりは、留美子の要望だけれど。
近所の、美味しくもまずくもない、微妙な味のラーメン屋で昼食を済ませて、とりあえず街の方に向かって歩いていた。
「レストランの予定が、あんなラーメン屋かぁ。旨くも不味くもなかったねぇ」
少しガッカリした様子で、留美子がため息を吐く。
味噌ラーメンに炒飯、餃子に麻婆豆腐まで注文したのに……結局、伊勢と翔太が残りを食べる羽目になった。