私達の知らない、前回の「カラダ探し」を知っている伊勢。
「ねぇ、伊勢君。前回の『カラダ探し』はどんな事をしたか教えてよ。伊勢君が覚えてる事でいいからさ」
以前、ホールで話してくれた、難しい話じゃない。
伊勢が体験した事なら、少しは分かりやすく話を聞かせてくれると思ったから。
「ん?聞きたいか?そうだな……まず、初日は皆、『カラダ探し』の事なんて信じてなかったんだよな……」
伊勢が体験した、前回の「カラダ探し」の事を聞いて、思った以上に時間は流れた。
留美子と翔太は、自分達の事だというのに、その記憶がないからまるで他人事のようで。
自分の知らない所で行われた自分達の頑張りを、不思議そうに話を聞き入っていた。
話が終わった時には、もう12時を回っていて、そろそろ昼食の時間。
「うーん……なるほどね。翔太がひどいやつだってのが分かったわ」
呆れたようにそう言った留美子に、翔太もすかさず反論する。
「いやいや、待て!少なくとも今回は、俺はそんな事してないだろ!それに、話を聞く限り、かき乱してたのは留美子じゃないか!」
「ねぇ、伊勢君。前回の『カラダ探し』はどんな事をしたか教えてよ。伊勢君が覚えてる事でいいからさ」
以前、ホールで話してくれた、難しい話じゃない。
伊勢が体験した事なら、少しは分かりやすく話を聞かせてくれると思ったから。
「ん?聞きたいか?そうだな……まず、初日は皆、『カラダ探し』の事なんて信じてなかったんだよな……」
伊勢が体験した、前回の「カラダ探し」の事を聞いて、思った以上に時間は流れた。
留美子と翔太は、自分達の事だというのに、その記憶がないからまるで他人事のようで。
自分の知らない所で行われた自分達の頑張りを、不思議そうに話を聞き入っていた。
話が終わった時には、もう12時を回っていて、そろそろ昼食の時間。
「うーん……なるほどね。翔太がひどいやつだってのが分かったわ」
呆れたようにそう言った留美子に、翔太もすかさず反論する。
「いやいや、待て!少なくとも今回は、俺はそんな事してないだろ!それに、話を聞く限り、かき乱してたのは留美子じゃないか!」