「その友達が、私達に『カラダ探し』をさせてるんだよ!?悪いけど、私はもう死にたくないし」
留美子のその気持ちは、私にも痛いほどわかる。
わかるけど、納得はできなかった。
「それならよ、あいつにやらせればいいだろ? 仲間を利用したあいつに」
そう言った高広が指差した先には……寂しそうに椅子に座る翔太がいた。
人の弱みにつけ込んで何かをさせるのは気が引けるけど、翔太がやった事には腹が立つし……。
私がそんな事を考えている間に、高広が翔太の席に歩み寄る。
「おい翔太、お前……遥を殺せよ」
高広が翔太の座っている椅子を蹴り、そう言い放った。
私はまだ納得はしていない。
でも、心のどこかで、遥がいなければ、私は「カラダ探し」をしなくて済むのではないか、という思いがあった。
それに……あの遥は、遥じゃない。
だから、私は高広を止める事ができなかった。
「な、何言ってるんだよ……遥を殺すって、そんな事……」
「できるよな、お前は。理恵と健司を殺したお前ならよぉ!」
翔太が言い終わる前に、そう言って机を叩く高広。
留美子のその気持ちは、私にも痛いほどわかる。
わかるけど、納得はできなかった。
「それならよ、あいつにやらせればいいだろ? 仲間を利用したあいつに」
そう言った高広が指差した先には……寂しそうに椅子に座る翔太がいた。
人の弱みにつけ込んで何かをさせるのは気が引けるけど、翔太がやった事には腹が立つし……。
私がそんな事を考えている間に、高広が翔太の席に歩み寄る。
「おい翔太、お前……遥を殺せよ」
高広が翔太の座っている椅子を蹴り、そう言い放った。
私はまだ納得はしていない。
でも、心のどこかで、遥がいなければ、私は「カラダ探し」をしなくて済むのではないか、という思いがあった。
それに……あの遥は、遥じゃない。
だから、私は高広を止める事ができなかった。
「な、何言ってるんだよ……遥を殺すって、そんな事……」
「できるよな、お前は。理恵と健司を殺したお前ならよぉ!」
翔太が言い終わる前に、そう言って机を叩く高広。