翔太みたいに頭が良いわけじゃないし、留美子みたいにきれいなわけでも、理恵みたいにスタイルが良いわけでもない、ごく普通な私を、ずっと好きでいてくれた。
幼なじみで、恋愛対象としては見ていなかったのに、高広の気持ちを知ってから、変に意識してしまうから。
「この前も言ったけどよ、『カラダ探し』が終わってからでいいから。その時に返事を聞かせてくれよ」
「う、うん……わかった。でもさ、私なんかのどこがいいの? 他にもかわいい子いっぱいいるし、性格良い子もいっぱいいるのに」
私がそうたずねると、高広は呆れたような表情を浮かべて、私の顔をジッと見つめた。
そして、手の甲で私の頬に触れて口を開いたのだ。
「じゃあ、他に明日香がいるのかよ? かわいいやつも、優しいやつも、他にいるけど、明日香はお前だけだろ」
その言葉に、私はどう答えていいかがわからなかった。
顔でも、スタイルでも、性格でもない。
高広は、私そのものが好きなんだとわかった時、うれしくて、目から涙があふれた。
屋上で高広と昔の話から「カラダ探し」の話まで、色んな事を話した。
そして、話をする度、改めて高広が私を守ってくれていた事を知って、私はまた少しずつ好きになっていく。
幼なじみ……なんて言葉でふさぎ止められていた想いが、一気に解放された気分で、なんだか晴々した気持ちになる。
幼なじみで、恋愛対象としては見ていなかったのに、高広の気持ちを知ってから、変に意識してしまうから。
「この前も言ったけどよ、『カラダ探し』が終わってからでいいから。その時に返事を聞かせてくれよ」
「う、うん……わかった。でもさ、私なんかのどこがいいの? 他にもかわいい子いっぱいいるし、性格良い子もいっぱいいるのに」
私がそうたずねると、高広は呆れたような表情を浮かべて、私の顔をジッと見つめた。
そして、手の甲で私の頬に触れて口を開いたのだ。
「じゃあ、他に明日香がいるのかよ? かわいいやつも、優しいやつも、他にいるけど、明日香はお前だけだろ」
その言葉に、私はどう答えていいかがわからなかった。
顔でも、スタイルでも、性格でもない。
高広は、私そのものが好きなんだとわかった時、うれしくて、目から涙があふれた。
屋上で高広と昔の話から「カラダ探し」の話まで、色んな事を話した。
そして、話をする度、改めて高広が私を守ってくれていた事を知って、私はまた少しずつ好きになっていく。
幼なじみ……なんて言葉でふさぎ止められていた想いが、一気に解放された気分で、なんだか晴々した気持ちになる。