そう言って立ち上がったのは健司だった。
見たがってる写真とは、恐らく例の写真の事だろう。
もしかすると、健司もあの写真の事に気づいたから、山岡泰蔵が自分のお爺さんの兄だとわかったのかもしれない。
「ふーん、なかなか良いところあるじゃん」
「皆が来た日に、ばあちゃんがうれしそうに言いにきたんだよ。だから、俺も山岡泰蔵と爺ちゃんの事がわかったんだ」
私の予想は、少し外れてたけど、まあ当たらずとも遠からず。
「それから……皆ごめんな。俺のせいでいっぱい死んだんだろ?特に理恵、本当にごめん……」
それだけ言うと、健司は校舎内へと入って行った。
理恵はまだまだ割り切れないだろうけど、「カラダ探し」が始まって、一度もひとつになった事がない私達の心が、ようやくひとつにまとまろうとしていた。
健司が去った後の屋上で、私達は理恵がお弁当を食べ終わるのを待っていた。
結局、留美子の提案通りに、遊びにいく雰囲気になっている。
健司の事は夜にならなければわからないけど、美子の事件の真相はわかったし、放送室に入れない事や、推測だけど最後のカラダの場所も特定できた。
後は遥が頼みに来るのを待つだけ。
見たがってる写真とは、恐らく例の写真の事だろう。
もしかすると、健司もあの写真の事に気づいたから、山岡泰蔵が自分のお爺さんの兄だとわかったのかもしれない。
「ふーん、なかなか良いところあるじゃん」
「皆が来た日に、ばあちゃんがうれしそうに言いにきたんだよ。だから、俺も山岡泰蔵と爺ちゃんの事がわかったんだ」
私の予想は、少し外れてたけど、まあ当たらずとも遠からず。
「それから……皆ごめんな。俺のせいでいっぱい死んだんだろ?特に理恵、本当にごめん……」
それだけ言うと、健司は校舎内へと入って行った。
理恵はまだまだ割り切れないだろうけど、「カラダ探し」が始まって、一度もひとつになった事がない私達の心が、ようやくひとつにまとまろうとしていた。
健司が去った後の屋上で、私達は理恵がお弁当を食べ終わるのを待っていた。
結局、留美子の提案通りに、遊びにいく雰囲気になっている。
健司の事は夜にならなければわからないけど、美子の事件の真相はわかったし、放送室に入れない事や、推測だけど最後のカラダの場所も特定できた。
後は遥が頼みに来るのを待つだけ。