気持ち悪くなる事がわかっているけれど、私は勇気を出して玄関の中に入った。
相変わらず、不気味な雰囲気が私の身体を包み込む。
翔太はもう、二階に行っているはずだ。
玄関の正面にある、二階へ続く階段が、さらに気持ち悪くて。
翔太がこの上にいるとわかっているけど、行くのを躊躇してしまう。
それでも、行かなければならないから、私はその階段に足をかけた。
すると……。
「くそっ!!ふざけるなよ!!」
翔太の怒鳴り声が、階下にいる私に聞こえたのだ。
その怒鳴り声に、ビクッと身体が反応してしまう。
一体、何があったのだろう。
もしかして、高広が殺されてしまって、旧校舎に戻った「赤い人」に襲われているのかな。
「翔太! どうしたの!? 『赤い人』がいるの!?」
声を出してはいけないのかもしれない。
でも、どうしてあんな声を上げたのか、その理由を知りたかった。
「やっと戻ってきたのか! 困った事になった!」
二階の手すりから身を乗り出し、階下の私を見下ろす翔太。
困った事とは、一体何なのだろうか?
相変わらず、不気味な雰囲気が私の身体を包み込む。
翔太はもう、二階に行っているはずだ。
玄関の正面にある、二階へ続く階段が、さらに気持ち悪くて。
翔太がこの上にいるとわかっているけど、行くのを躊躇してしまう。
それでも、行かなければならないから、私はその階段に足をかけた。
すると……。
「くそっ!!ふざけるなよ!!」
翔太の怒鳴り声が、階下にいる私に聞こえたのだ。
その怒鳴り声に、ビクッと身体が反応してしまう。
一体、何があったのだろう。
もしかして、高広が殺されてしまって、旧校舎に戻った「赤い人」に襲われているのかな。
「翔太! どうしたの!? 『赤い人』がいるの!?」
声を出してはいけないのかもしれない。
でも、どうしてあんな声を上げたのか、その理由を知りたかった。
「やっと戻ってきたのか! 困った事になった!」
二階の手すりから身を乗り出し、階下の私を見下ろす翔太。
困った事とは、一体何なのだろうか?