そう言い、植木鉢やプランターの隙間を丁寧に調べる翔太。
二度とここには来たくないという思いが、その行動にも現れている。
「温室に隠されてるとしたら、どこの部分だろうね。植木鉢と一緒に、生首が並んでたりして」
「明日香、真面目に探せよ! 高広がお前の身代わりになって逃げてるんだろ!」
私が真面目に探してないって、翔太はそう言いたいの?
そんなわけないじゃない。
私だって真面目に探してるけど、殺伐とした雰囲気が嫌だから、話をしているのに。
と、考えながら調べていた時だった。
植木鉢やプランターが並んでいる中に……それはあったのだ。
「しょ、翔太……あった。カラダがあったよ!」
それを見た瞬間に感じた、全身の血の気が引くような感覚。
驚きはしたけれど、それ以上にその光景に恐怖していた。
きれいな花が並ぶ中に、ピンッと伸びた遥の右脚が、そこにあるのが当たり前と言わんばかりに置かれていたのだから。
「あったか! じゃあ明日香がカラダを運んでくれ! 俺は続けて調べるから!」
翔太が言うなら私が運ぶけど、こんな状況だ。
ふたりで調べてしまった方が良いんじゃないかと思う。
「二階は、倉庫変わりに使われてる教室が6部屋とトイレがあるだけだよ。だったら、ふたりで調べた方が良くない?」
二度とここには来たくないという思いが、その行動にも現れている。
「温室に隠されてるとしたら、どこの部分だろうね。植木鉢と一緒に、生首が並んでたりして」
「明日香、真面目に探せよ! 高広がお前の身代わりになって逃げてるんだろ!」
私が真面目に探してないって、翔太はそう言いたいの?
そんなわけないじゃない。
私だって真面目に探してるけど、殺伐とした雰囲気が嫌だから、話をしているのに。
と、考えながら調べていた時だった。
植木鉢やプランターが並んでいる中に……それはあったのだ。
「しょ、翔太……あった。カラダがあったよ!」
それを見た瞬間に感じた、全身の血の気が引くような感覚。
驚きはしたけれど、それ以上にその光景に恐怖していた。
きれいな花が並ぶ中に、ピンッと伸びた遥の右脚が、そこにあるのが当たり前と言わんばかりに置かれていたのだから。
「あったか! じゃあ明日香がカラダを運んでくれ! 俺は続けて調べるから!」
翔太が言うなら私が運ぶけど、こんな状況だ。
ふたりで調べてしまった方が良いんじゃないかと思う。
「二階は、倉庫変わりに使われてる教室が6部屋とトイレがあるだけだよ。だったら、ふたりで調べた方が良くない?」