この旧校舎に、本当にカラダが3つもあるのかという疑問が。
「本当に、旧校舎にカラダが3つあるの? もう、一階は温室だけだよ」
「俺にきくなよ、そんなの……知るわけないだろ」
翔太が言った事なのに。
でも、それは誰にもわからない事だから、文句は言えない。
「とりあえず、温室を調べて二階に行こう。ここにはもう来たくないから、今夜で全部調べないとね」
翔太は可能性の話をしたんだから、例えカラダがなくても怒る事はできない。
そう思いながら私は、温室のドアに手を伸ばした。
ドアを開けて、温室の中に入った私達。
温室なのだから、廊下とは違って暖かいはずだ……なんて、私の淡い期待でさえも裏切ってくれるのが、この「カラダ探し」だ。
そこの空気は、廊下と同じくらい冷たくて、温室の意味がまったくない。
これも、「カラダ探し」の影響なのだろう。
「きれいな花がいっぱいあるよね。旧校舎は怖いけど、ここは好きかな」
独り言のつもりで呟きながら、室内を歩いている私は、少し笑顔になった。
「そんな事言ってる場合かよ。この部屋が一番探しにくいぞ」
「本当に、旧校舎にカラダが3つあるの? もう、一階は温室だけだよ」
「俺にきくなよ、そんなの……知るわけないだろ」
翔太が言った事なのに。
でも、それは誰にもわからない事だから、文句は言えない。
「とりあえず、温室を調べて二階に行こう。ここにはもう来たくないから、今夜で全部調べないとね」
翔太は可能性の話をしたんだから、例えカラダがなくても怒る事はできない。
そう思いながら私は、温室のドアに手を伸ばした。
ドアを開けて、温室の中に入った私達。
温室なのだから、廊下とは違って暖かいはずだ……なんて、私の淡い期待でさえも裏切ってくれるのが、この「カラダ探し」だ。
そこの空気は、廊下と同じくらい冷たくて、温室の意味がまったくない。
これも、「カラダ探し」の影響なのだろう。
「きれいな花がいっぱいあるよね。旧校舎は怖いけど、ここは好きかな」
独り言のつもりで呟きながら、室内を歩いている私は、少し笑顔になった。
「そんな事言ってる場合かよ。この部屋が一番探しにくいぞ」