まあ、「カラダ探し」をさせられている時点で説明なんてできないのだけど。
「ちょっと待て。今、明日香が見たのが美紀の方だとしたら……一体何のために俺達を見ていたんだ? 明日香を殺そうとしたわけじゃない。今はいないんだろ?」
私にそう言い、デスクの下をのぞき込む。
そして、翔太が首を傾げたその時。
「あ~かい ふ~くをくださいな~」
廊下の方から、あの歌が聞こえてきたのだ。
「おいおい、冗談じゃないぞ。校内放送なんて流れてないじゃないか」
聞こえた歌に、慌てふためく翔太。
もしかして、この旧校舎も、校内放送が切られているのかもしれない。
「高広、『赤い人』が来る」
廊下に聞こえないように、高広に駆け寄ってささやく。
「こんなところで……どうしろってんだ」
廊下には赤い人がいるから、今、出るわけにはいかない。
となると、もうこの部屋に隠れるしか方法はないのだ。
「いいか、ふたりとも。とにかく隠れるんだ。そして、見つかってしまったやつが、『赤い人』を引き付けて逃げるんだ。旧校舎の外に」
「ちょっと待て。今、明日香が見たのが美紀の方だとしたら……一体何のために俺達を見ていたんだ? 明日香を殺そうとしたわけじゃない。今はいないんだろ?」
私にそう言い、デスクの下をのぞき込む。
そして、翔太が首を傾げたその時。
「あ~かい ふ~くをくださいな~」
廊下の方から、あの歌が聞こえてきたのだ。
「おいおい、冗談じゃないぞ。校内放送なんて流れてないじゃないか」
聞こえた歌に、慌てふためく翔太。
もしかして、この旧校舎も、校内放送が切られているのかもしれない。
「高広、『赤い人』が来る」
廊下に聞こえないように、高広に駆け寄ってささやく。
「こんなところで……どうしろってんだ」
廊下には赤い人がいるから、今、出るわけにはいかない。
となると、もうこの部屋に隠れるしか方法はないのだ。
「いいか、ふたりとも。とにかく隠れるんだ。そして、見つかってしまったやつが、『赤い人』を引き付けて逃げるんだ。旧校舎の外に」