問題は、どうやって降りるかという事。
西棟の屋上から飛び降りれば、仮に死ななかったとしても確実に骨折はするだろうし、旧校舎を調べるなんて絶対に無理だ。
まあ、飛び降りるなんて事はしないだろうけれど。
「ハシゴなんて届かないだろうからな、何か使えるような物を見なかったか?」
翔太の言葉に、今までに調べた教室を思い出そうと頭を悩ませる私達。
私が回った教室には、そんな道具はなかった。
「うーん」と、うなって首を傾げる留美子。
「高広、あんたは何も思い出せないの? 工業棟を調べたんでしょ?」
「カラダを探してたんだ、そこまで見てねぇよ」
そう言われればそうだ。
私達はカラダを探していたのであって、そんな道具を探していたわけじゃない。
私だって、工業棟の一階を調べたけど、何があったかなんてほとんど覚えていないのだから。
「とりあえず、行ってみようぜ。考えてても解決しねぇだろ?」
そう言って立ち上がる高広を見て、私もそれに続いて立ち上がった。
高広の言う通りに、大職員室を出た私達。
工業棟に行くためには、まず生産棟に入らなければいけない。
西棟の屋上から飛び降りれば、仮に死ななかったとしても確実に骨折はするだろうし、旧校舎を調べるなんて絶対に無理だ。
まあ、飛び降りるなんて事はしないだろうけれど。
「ハシゴなんて届かないだろうからな、何か使えるような物を見なかったか?」
翔太の言葉に、今までに調べた教室を思い出そうと頭を悩ませる私達。
私が回った教室には、そんな道具はなかった。
「うーん」と、うなって首を傾げる留美子。
「高広、あんたは何も思い出せないの? 工業棟を調べたんでしょ?」
「カラダを探してたんだ、そこまで見てねぇよ」
そう言われればそうだ。
私達はカラダを探していたのであって、そんな道具を探していたわけじゃない。
私だって、工業棟の一階を調べたけど、何があったかなんてほとんど覚えていないのだから。
「とりあえず、行ってみようぜ。考えてても解決しねぇだろ?」
そう言って立ち上がる高広を見て、私もそれに続いて立ち上がった。
高広の言う通りに、大職員室を出た私達。
工業棟に行くためには、まず生産棟に入らなければいけない。



